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cocoro.haradaが徒然なるままにプロレスとかアニメとかその他興味のあることをお話します。

復刻観戦記8・ハッスルツアー2009博多大会観戦記

ハッスルツアー2009博多大会観戦記

於.福岡国際センター 15時開場、16時開始。

 自宅を13時に出発。
平日と違って、混雑が予想されたので、早めに出発。
 小倉までは1時間15分。
ここまでは予想通り。

 西日本総合展示場(1日600円)に駐車して、
小倉駅まで歩いて10分程度。
日曜祭日の新幹線「よかとくキップ」(往復3000円)
で博多まで。ついたのは、14時55分。
そっからバスに乗って、会場ついたのが15時10分。

 だが、会場前は長い列が...
去年きたときは定刻にあいていたのに....
結局30分待たされてようやく開場。
去年みたいな真夏日だったらちょっと耐え難かった。
博多が珍しく涼しかったらよかったけど。

 博多には毎年、ハッスル.キング橋本真也の命日が
近くなると必ずやってくる。
そういう意味では、なんか特別な意識がある。
まあ、見れば忘れちゃうんですけどね。

 ロビーの売店で、びっくりしたのが、
プロレスグッズ(ほぼTシャツだけ)の数の少なさ。
まあ、総統「引退?」で新しいグッズは作っていない
んだろうけど、パンフもないのには驚いた。
ドラディションとは事情が違うんだろうけど...

 両国のチラシにも12月までの日程がすり込まれている。
なんかいやーなムードが漂いはじめていた。

 今回は写真撮影も禁止だったので、試合の写真は一枚もない。

 清水レフェリーの前説の後は、VTRで博多華丸.大吉が登場。
やっぱり両国の宣伝をネタ混じりに紹介。
これで今日の大会は、完全に「両国のネタふり」という事が
判明した。

 第1ハッスル ●明太子(ミンタイスー)対○KG

 3年ぶりの意味ない復活を遂げた明太子に、仰々しい
総統の前振りが入って、KG登場。帽子は取ったみたいで、
表情が見えてよかった。
 本人はキックボクサー志望だそうだけど、
ちゃんとプロレスもやっていた。
ドロップキックも綺麗だったし。まあそつない第1試合だった。

 第2ハッスル 坂田.○小路 対 赤鬼蜘蛛.KIDATA.ロー2009
                 ●ザ.ピラニアン.モンスター.
                 ザ.デビル.ピエロ

 4対2のハンディ戦。
島田が入って5対2。小路が流血するも、粘って大健闘。
でも、小路二等兵とナットーマンも見たかったなあ。
小路の動きは完全にプロレスラーだった。
小路の裏切りに対する制裁という割には、いまいちな試合だった。

 ここで越中が主演のスキット「ケツ親父物語」というのが
はいったのだが、これが前後の試合と全然関係なくて、
しかもつまんない。越中がしつこく「ビートルズ歌わせろ」
っていっていたのだけが印象に残った。

 第3ハッスル ○レイザーラモンHG.○RG 対 ●ニセHG.●モンスター℃

 ℃のテーマって、浅香唯のCガールと、志賀の合体曲だった。
完全に℃になりきっていた。もう中身が志賀でも何でも
どうでもいいや。

 試合はフライング.ボディープレスからのダブルフォール
レイザーラモンの勝ち。しかし島田が一足早く両国の対戦相手
を突きつけた。

「アブドーラ.ザ.ブッチャー.タイガー.ジェット.シン対レイザーラモン」   

 ここまでノリの悪かった観客がはじめてわいた。
RGは早くも逃げ腰だったが、HGは「BI砲と戦った相手と
戦えるなんて、プロレスファン冥利に尽きるじゃないですかー」
とノリノリ。

 この試合だけは興味あるなあ。
どうせ両国は試合が主役じゃないんだし...

 ここで休憩。
まあ、ハッスルに多彩な技は最初から期待していないけど、
前座のないはずのハッスルなのに、三試合とも「前座試合」
だった。そんな感じがしてなんか変だった。

 メインハッスル ハッスル.アルマゲドン.サバイバー

 要するに、五対五の勝ち抜き戦。
高田モンスター軍からは、先鋒から順に、川田.大原.アン.ジョー.アルマ.ゲドン。ハッスル軍は先鋒から、天龍、TAJIRI、越中、ボノくん、マグナム。

 と言うわけでいきなり
「天龍対川田」からスタート。久しぶりに見たゴツゴツファイト。
グーパンチに水平チョップ、延髄斬りに、各種キック、
とにかくひたすらゴツゴツ。
もうちょっと長く見たかったのに、2回目の
ストレッチ.プラムであっけなく天龍がギブアップ...

 「えーーーーーーーーーーーっ」

 と言う間もなく、第二試合は「川田対TAJIRI」。
テーマ曲がなって、毒霧噴射してTAJIRI登場。
ところがこれもあっさり川田が返り討ち。
なんと勿体ない...ゴールデンカードなのに。

第3試合は「川田対越中

 これもゴールデンカード。前試合で足を負傷した川田に
いかにもな短時間勝負をしかけて、たった3分で越中
この日一番の大技「パワーボム」で、川田から勝利。
この場合、足からせめていくのが常とうなのに...
なんかせかせかした試合だった。

第4試合は「越中対RAY.大原」

 ここは出身がメキシコ同士と言うこともあってか、
空中戦あったり、場外でのパイルドライバーがあったり、
つり天井があったり、フットスタンプがあったりと、
かみ合った好勝負に。今回の中ではベストバウトかな。
ようやく大原の実力が拝めた。越中は参加選手中唯一
思いっきりの良さが光った。負けたけど^^

第5試合は「大原対ボノくん」

 これはもう、圧倒的な体格の差。
あっという間に試合終了。もちろんボノくんが勝ち抜いて...

第6試合「ボノくん対アン.ジョー指令長官」
 
 これはもう最初から、途中からハンディ戦を持ち込んで、
ステージ前で両軍大乱闘。珍しくバレバレの両者リングアウト

第7試合「マグナムTOKIO対アルマ」

 両者失格となって、スキットが入る。
レイザーラモンとマグナムの簡単なスキットの後に
恒例のダンスタイム。まあ、これがあるのがわかってたし、
だから「バレバレ」っていったんだけど、

 でもなんか踊るマグナムって闘龍門ジャパン以来だから、
ものすごく懐かしく感じてしまった。
アルマのセコンドに、この日まで姿を現さなかった
フランソワーズが登場。
でもここではなにもしないで、あっさり秘密兵器の片方は
敗北。まあ中身はだいたい想像ついたけど...

第8試合「マグナム対ゲドン」

 ここからモンスター軍総力戦。
フランソワーズも中に入って、やりたい放題。
レフェリー失神で、島田が3カウント数えて、
一度はモンスター軍の勝利が確定...
だが...

再試合「マグナム対ゲドン」

 で、これはあっさりと終わり。

とっとと高田劇場にはいる。

 さすが見納めとあおっていただけに「大.総統コール」
で迎えられ、上機嫌の総統。

 しかし、このやりとりも長い。
結局答えのでないまま、すべては両国へ持ち越し。

 そうそうテレビ中継も入っていたけど、
こっちじゃとっくの昔にやらなくなっていたし、
放送の告知も流れなかった。

 多分続きはネットで見ることになるんだろう。

 締めは、マグナムが天龍に促されて「ハッスルポーズ」
を決めて終了。
 
 この興業、ずーっと違和感を感じていたのだが、最後まで
それは晴らされなかった。
それは、「バックドロップ」が一発も出なかったこと。
あろうことか、ブレーンバスターも2発。パイルドライバーに
パワーボムも一つずつ。ジャーマン系も0。

 ひたすら技は少なくて、グラウンドが多かった
基本に立ち返ったかのような...というより何か
アンタッチャブルな何かを、レスラーも、観客も
気付いていて、あえて気にしていなかったような...
グラウンドでも普通にわいていたし。
Uじゃないんだから...

 橋本が亡くなったときはこんな事はなかった。
なんか終わってこんなに切ないハッスルを見たのは
初めてだった。ひょっとしたら来年以降がないかも...
という話がにわかに現実味を帯びてきた感じがする、
なんともぴりぴりしたいやーなハッピーエンドだった。

 外は雨。
昔はプロレス興業と言えば臨時バスが列をなしたモノだが、
今回は雨の中、何十分も待たされた。
行きと帰りのバス代も違っていたし、なんか変な
料金設定だったし...

 博多駅前に山車が飾ってあった。
この時期何度もきているんだけど、山傘を
意識したことは一度もなかった。
試合がとれなかったので、一枚撮ってきた。

 新幹線の中で頭痛が始まったので、小倉で降りて、
マイカーの中でクスリを飲んだ。今回はカメラ、
ケータイからクスリと飲料水まで用意したのに...
役に立ったのは、クスリと水だけだった。

 まあ、こんなものか...

しかし、今回の観戦で、思ったより乗り越えなければならない
「カベ」が高かったんだと言うことを思い知らされた。

 次はいついくことになるんだろう?
もうハッスルは見られないかもしれないが...