線維筋痛症とともに生きている、 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた 第106回復活サポートカウンセラーってなに?(3)
私見ですが、線維筋痛症という病はあまりいいイメージがもたれてない感じがしています。更に厄介なのは自己判断するにしても難しい点が挙げられます。
症状が多岐にわたるため、色んな病気と間違えられます。ですから正しい病名にたどり着く前に、患者は色々な病院を転々とするハメになるのです。
間違えられる病気として(かつて私自身も勘違いしてましたが)ざっとあげてみると…
(1)自律神経失調症
(2)身体表現性障害
(3)心気症
などが挙げられると思います。
(1)はやはり症状が多岐にわたることが挙げられます。しかもかなりの部分、線維筋痛症に似ています。検査しても異常がないことが多く、原因も不明です。
(2)は、精神疾患が身体の諸症状にでる障害です。これもうつ症状が線維筋痛症の主訴の中にあるため、見分けがつきにくいのです。
(3)は、簡単に言ってしまうと「思い込み」で自分を病気にしてしまうものです。思い込みのレベルが単純なものではないため、治療に時間がかかると言われています。
私の場合、この全てを疑って最終的に線維筋痛症という結論に至りましたが、正直病理を勉強していても自己判断するのは難しいと思います。
「カウンセリングでいかせる経験があるっていうけど、じゃあそれって何?」と聞かれたら、私は「線維筋痛症にたどり着くまでの全ての体験です」と答えるでしょう。
私が半世紀かけて行き着いた真実がお役に立てば、もしかしたら私のように遠回りする方が少なくなるかもしれませんから。