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cocoro.haradaが徒然なるままにプロレスとかアニメとかその他興味のあることをお話します。

復刻観戦記16・DDT博多三分の計.第2部.博多スターレーン大会 (09.12.13日.於.博多スターレーン)

外はあいにくの雨。

予報では曇りといっていたのに
午後から

ぱらつきはじめた。13時に家を出発。


父を途中、病院に置いて、そのまままっすぐ

に小倉へ向かった。

小倉までの道はまたしても

スムーズに行き、
あっという間についてしまった。

 

新幹線との
連絡もうまくいって、14時40分

には
スターレーンについていた。4

 


会場15時だし、ちょっと入れてもらえない


のでは?とおもっていたら2Fスペースを


当日券売り場として開放していた。

 

 

DDTオンリーの花輪も届いていて、

地方
大会とはいえ、ちょっとしたビッグマッチ


感覚である。まあ、開放していると言っても、


会場にはシャッターが降りていて中がみられ
ないようになっていたけど(まあ、当然ですが)

列の最後尾について待つこと数分、

予定通り
に15時きっかりに開場。

 

こういう進行が
きちんと出来ているというのは、三団体
合同興業だからというのもあるのかも
しれないけど、インディーだからといって


ゆるゆるの進行をしないという点ではもう
DDTはメジャーといってもいいのでは
ないかなと思った。

 

 

売店売り場では売店の主?大家選手が
さかんにグッズを売っていた。
まあ当然というかパンフしか買わなかった
けど^^

 

 

開演するとまずはリングアナ氏が
ひとしきり

ルール説明やら、応援
の仕方などをレクチャー。

 

でも実の
ところそれは必要なかったみたい。

 

リピーターが3分の2をしめている会場
では

もう既にオープニング曲で手拍子が
起こり、

リングアナ氏にはしっかり
ブーイングが

飛んで全く問題なし。

DDTビギナーは

その空気に乗っかるだけ
で良かったので

非常に楽だった。

 

 

 

 

第一試合

男色ディーノ vs 
●安部行洋&高尾蒼馬+大家健

 

 

入場してきた若手二人が早速マイクで会話。


この辺はエンタメらしい展開。男色ディーノ

新日本のJ-CUPに出ることを盛んに


あおっていた。仮にもプロレスラーなのに


一対一で闘わせてもらえないとぶつくさ


言っていた割には、である^^

 

 

しかし、ここで致命的な欠点が発覚。


スターレーンというのはご承知の通り


もともとはボウリング場である。

だから
音響に関してはぶっちゃけ下手な

地方大会
より悪いのだ。これが災いして

マイクを
持ったはいいが聞き取れない

のである。

 

 

リングアナ氏の甲高い声もそうだった
が、

これはとうとう最後まで誰が
しゃべっても

そうだった。これは致し方
ない。

 

 


そうこうしているうちに男色ディーノ入場。


当然狂乱の嵐である。キスの雨が降り、


逃げまどう男性客。そんな中いつの間に
やら、

売店から大家選手が飛び出して
きて

「俺も混ぜろ」とアピール。

ということで

いつの間にか1対3の試合が
スタート。

 

しかし、フツーにレスリン
できるのに、場外戦を巧みに挟みながら、
終始ディーノが試合をリード。

いいところはあったのだけど、試合そのもの
は全くのディーノペースだった。

 

最後に大家
がディーノに売店の売り上げ貢献の

ために
キスサービスを頼んでいたら

「おまえが
やれ」といわれてしまっていた。

 

 

第2試合

 

美月凛音 vs●谷口智

 

 

谷口の新人とは思えぬ肉体に、美月選手が
細く

見えた。しかし、それはあくまでキャラ
として、ホストという役を全うしていた
だけの話

 

試合運びは美月の方がうまい。

所々に毒霧の代わり

に酒しぶき?を浴びせて
谷口選手の視界を

 

奪うなど、小憎らしいほど
に自分のペースに

持って行く。谷口も
ごつごつとした

試合運びは新人離れして
いると思ったが、

肝心の所でペースが
つかめない。

 


試合は剛の谷口、柔の美月という感じで、


パワーとテクニックががっちりかみ合った


好勝負となったが、最後は見事なジャーマン


で美月が勝利。相手の持ち味も生かした上

ちゃんと勝利を収めた美月のプロレス頭

さえた試合だった。第1試合のあとが


このようにフツーのシングルマッチ

だった
んだけど、全く問題なかった。

 

谷口は磨けばまだまだ伸びる素材だと

思った。
上はつかえているので昇進は

容易ではない
けど、頑張ってほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3試合

 

アズールドラゴン青い稲妻七番勝負

 


アズールドラゴン vs ○フランチェスコ
トーゴ

 

 

アズール.ドラゴンはバンフにも

名前が載って
いなかった。

せっかくサインもらおうと思った
のだけど、

残念。大家選手ものっていなかったな。


そういえば。

あと、パンフについて言えば、

対戦カードを
載せていてほしかった。

これはポイントとして
ちょっとマイナス。

 

 

さて、試合だが、トーゴーがうまいのは

今に
始まったことではないけど、前半の

第3試合
という特にポイントのないシングル

マッチを
そつなくこなしていたのは、

さすがとしか
いいようがない。どっちかと

いうとこの日
トーゴーはパワーファイトで

押しまくって
いた印象が強かった。

ラリアットも多発して
いたし、大阪プロレス

みて以来だから、
ずいぶん変わったなあという

感じがした。

まあ、この日のアズールは結局あまり

いい
ところなく負けてしまったのだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第4試合

 

HARASHIMA大鷲透 vs 
MIKAMI&●伊橋剛太

 

 

がむプロではラダーもって登場したMIKAMI


だったが、今回はなし。自分とこでは

フツーの
プロレスをするのか...と思ったけど、


これもエンタメというよりフツーのプロレス


だった。このメンツの中で明らかに伊橋が
一枚

おちるというのはおそらく会場の誰もが
そう

思ったのだろう。

ところがこの人、見た目と

全然違ってキックは
出来るわ、ジャーマンは

やるわ、空中戦もやるわ
で、動く動く。

そのたびに会場からどよめきが
起こる。

 

MIKAMIはあくまでフォローに回って
いたけど、

それでよかったのかもしれない。

 

がむプロの時は自分のウリをアピールしない

いけない場だった。今回は後輩をたてると
いう

試合運びが要求されていたのだから。

 

そして、伊橋が思い切ってぶつかっていける


相手としてHARASHIMA大鷲透というのは


うってつけの対戦相手。情け容赦ない蹴撃と


肉弾戦で貫禄を見せつけた。

まあ、結末は

予想通りとして、お互いの良さを
出しあった

いい試合だったと思う。
最後のマイクで、

東京大会の前振りをして
いたけど、

「博多には年に1.2度しか
こられないので

次来るときはベルト
巻いてきます」と 

HARASHIMAが必勝宣言。

そしてお約束の

「鍛えているからダー」
....は

なぜか大鷲がやってしまった^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで休憩。

 

先ほどまで闘っていた HARASHIMA

大鷲透が売店に登場。たまたま HARASHIMA

選手
が前を通ったので、サインもらったら、


ちゃっかりTシャツ買わされそうになった。


あぶない、あぶない。

 

第5試合

 

KO-Dタッグ選手権試合3TH
スレッド

 

<王者組>KUDO&ヤス・ウラノ
 vs 

マサ高梨&佐藤光留<挑戦者組>

 
vs アントーニオ本多&ササキアンド


ガッバーナ<挑戦者組>

 

*王者組が防衛。

 

 

これはもう6人のプロレス頭が目まくるしく


動き回った試合だったといってもいい。


実のところ試合がぐちゃぐちゃになるのでは


ないかと思っていたのだが、こちらの予想を


遙かに超えた、このルールならではの試合
風景

が続出。個人的にはKUDOもヤスもシングル

みたい人材だったんだけど、タッグ王者と


言うことでは致し方ない。なにせ特にヤスの


場合は、K-DOJO博多初進出の時の試合を
鮮烈

に記憶しているので、テクニシャン
としての

彼の試合を見たかったのだ。

 

 

しかし、その代わりに先ほども言ったように


ちょっとほかではみられない展開が続出。


もう試合追っかけるのがやっと言う有様。

 

やっているほうはよくぐちゃぐちゃに
ならない

ものだと感心してしまった。

 

とにかく全員頭がいいし、引き出しも多い。


自分のウリもきちんとわかっているし、


それぞれ見せ場も作る。最後は王者チーム

防衛を飾ったが、これに不服を唱えた

アントンが
マイクでアピール。

しかし、何言っているのか
いまいち聞き取れなくて

残念。

たぶんおもしろいこと言っていたんだ


思うんだけど、会場の隅には届いていなかった


ので、それが残念だったかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メインイベント

 

エニウェアフォールマッチ
4WAY

 

高木三四郎 vs ○飯伏幸太 

vs 
●中澤マイケル vs ●石井慧

 


退場順~マイケル.石井.高木

 


*飯伏の勝ち残り。

 

 

前日の博多大会でも同じカードが

メイン
だったらしい。予定ではこの試合は

セミに
なっていた。まあ結果的にはこの試合が


昇格して正解だったと思う。マイケルが


マイクで「昨日負けたことは認める」と


アピールしていたが、入場時から既に


起こっている「CEO」ならぬ「塩」
コールに

頭を抱えていた^^
(試合後もらったサインには

しっかり
「CEO」と入っていた。まあ当然

か...)

試合は途中でマイケルの予告通り

場外に
マイケルと飯伏が、場内で、高木と石井


闘うという展開に。当然人気者の飯伏の後


を追う観客もいたのだが、ここで意外な展開が。

 

なんと観客のほとんどは高木の試合を

見る方
を選択したのだ。果たしてそれは吉と

出た
と思う。ここで社長のプロレス頭が炸裂。


フツーならアイテムとして持ってきた


アコースティックギターなら凶器にして


壊してしまうところを、なんと最後まで


持たせてしまった。そしてあろうことか


リング上でジャイアン.リサイタル


(博多ということでチェッカーズ

ナンバー
を披露)まで開く始末。

逆に石井も

負けずに歌い返すのだが、社長以上

ひどい歌声で、しかもギターの持ち方が


メチャクチャ。これには社長が悶絶。


まるで蛇界の呪文にかかったかのような


展開に、会場大爆笑。

 

 

ここで、マイケルが「路上ムーンサルト

で、
早々に敗退というアナウンスが...


期待通りというか、予想通りの展開に


観客大受け。だが、見せ場はここからだった。

 

 

何のことか状況を把握しきれていない

まま、
戻ってきた飯伏。最初はギターを

手にどう
しようという感じでいたが、

ギターごと
社長にその場飛びムーンサルト

決めれば、
社長も飯伏の鋭い蹴りを二の腕で

はじき飛
ばすというダイナミックな反撃。

試合は
一進一退の攻防を見せ、正直どっちが


勝っても不平は出なかったと思う。

 

 

しかし、試合は飯伏が取った。

取ったというか、
取らされたのだ。

これはとてつもなく重いこと
である。

高木はギターを単なる凶器として
ではなく、

アイテムとして試合で使いこなして
いた。

歌の出来はともかくとして、それも
計算の

内だったと思う。

そして、何より大切なのは

プロレスラー
として一番大切な意地の部分で

「負けて
たまるか」という意思表示を

体全体で
表現していたこと。

これは大切なところ。

 

飯伏に足りないのは、まさにその感情表現

部分で、今はぼくとつとした愛すべき
好青年で

いいかもしれないが、社長が
背負っている

責任とか、使命感とか、興業
全体をまとめ

上げるリーダーシップとか
とにかく

学び取らなければならないこと
はたくさんある。

 

今回、場外に出たのは、まさに見えない
ところで

社長と勝負する気だったのだと
思うが、

観客のほとんどが「残る」事を
選択したことを

飯伏には重く感じて
ほしい。

プロレス界全体の未来を担う
逸材であるだけに、

まだまだ課題が
多いと言うことがわかったのは

逆に言う
とほっとした部分だった。

 

 

そして今回大社長から渡された白星という


「バトン」を将来につなげていってほしい
と思う。

 

 試合終了後のバク転タイムで、
わけのわからない

オール英語のカンペを
棒読みしていた飯伏は

フツーの青年の顔を
していた。

リングで

バク転した後、控え室に入る前に
もう一度

バク転するサービスもしてくれた。


本当に素はぼくとつとして誰からも好かれる


人物なのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この試合に限ったことでは
ないのだけど、

売店でグッズ販売していた大日
やKの選手

スタッフが本当に心から楽しんで
いたのが

印象的だった。

 

それだけ同業者からも好かれているという
のは

本当にすばらしいことだと思う。

 

 

全試合終了後、次の大日本の開場が

はじまる
ギリギリまで飯伏はサインや

写真撮影に
応じていた。いわゆる「三四郎集会」

では
社長自らがサインを入れた先ほどの

ギター
をジャンケン大会でファンにプレゼント。

 

はずれた子供にはきちんと謝っていたのが

社長の人柄を表していた。

 

4

「次回は6月に来たい」

「九州ツアーもやり
たい。長崎にも行きたい」

などとリップ
サービスはあったものの、

「どこか一緒に
やってくれる団体があれば」と

付け加える
のを忘れなかった。

やはり単独ではどうしても
慎重にならざるを

得ないのだろう。

 

 

今回のように映像を使ったりしない

地方大会
のハウスショーでは、いかに

プロレス頭を
フル回転さけなければならないか、

そして
当然のことながら試合で魅せると言うこと


第一に置かないといけない。

 

マイクはあくまでも付け足しであって、

試合
で魅せることが出来なければプロとは

言えない。
そういう意味でDDTの選手のほとんど

は見事に
鍛え抜いた肉体をしていたし、

みんなよく
練習しているなと思った。

全員のプロ意識が
高く、なおかつインディー

らしい遊び心も
忘れていない。

 

 

DDTの場合、既に若手以外の各選手に

知名度
もある。特に飯伏の実力と人気は本物で

全国区である。

 

今年の締めくくりにすばらしい
大会を

作り上げてくださったDDTの選手.
スタッフの

皆さんには本当にありがとう
ござい

ました、といいたい。