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プロレスリングゼロワン・若松イオン大会・いじめ撲滅!元気はつらつ!観戦記(14.8.13水 於:イオン若松1階セントラルコート)

プロレスリングゼロワン・若松イオン大会・いじめ撲滅!元気はつらつ!観戦記(14.8.13水 於:イオン若松1階セントラルコート)

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毎年きてるゼロワン&イオン若松のコラボ試合。今年はイオンモール香椎浜との二連戦。実はなかなか予定が合わずに今まで行けてなかったんだが、今年は意を決して行ってみた。意を決してというのは、この日関門花火があったためで、行きはいいけど帰りが大変不安だったからだ。14時開始の16時終わり。道路規制が始まるのが17時。若松から門司港まで順調にいけば17時を超えることはない。が、行きは行きで、お盆の帰省渋滞があってどっちにしても余裕がないといけない。週末仕事になっちゃった分、もう休めるのがこの日しかないということで、早々に墓参りもすませて若松へ向かった。

14時前になってぼちぼち人が集まり始めると、オッキーや大谷や横山がでてきて、まずは子どもプロレス教室の準備。北九州の子どもはリング慣れしてるのかあまり物怖じしないのが面白い^^ロープワークも受け身も全然嫌がらないし。見てて楽しかったし、何より子どもを見ている大谷の目がとても優しい。やはり塾の先生として数多くの子どもと接してきた大谷パパの遺伝子はこういう所にも生きているのかもしれない。

ちなみに実況のオッキーが「この後バスで東京戻ります」と盛んにアナウンスしていた。で、カードも「あえて」香椎浜と同一カードなんだそうだ。しかしイベントというとだいたい日本人選手で構成されるこうしたイベントプロレスに外国人枠を用意してるのがゼロワンの魅力ではある。こういう場所で外国人選手をみるというのは他の団体ではそうはない。そういう意味ではゼロワンらしさというのが一番いい形で生きるのがこうしたイベントプロレスだと思うのだ。

第一試合:○阿蘇山 対 ●マッシモ・イタリアーノ

レフェリーはこういう時によく呼ばれる九州プロレスのケニー田中さん。しかしなぜかオッキーはケニーさんの選手時代のリングネーム「アーバン・ケン」レフェリーとずっと呼んでいた。いや、バトラーツこっちきてないから、ケニーさんは知っててもアーバン・ケンは誰も知らんと思うぞ^^そもそもアーバン・ケンでレフェリーやってたことあったか?でも本人が特に何も注意してなかったんで、そのままスルーされた^^

で、よくよく考えると阿蘇山選手の対外国人選手とのシングルマッチというのはかなり貴重だったりする。ホームの九州プロレスではまずないことだし、体の大きさを生かす闘いというのが見られるのはうれしいことでもある。何よりこういうイベントプロレスではわかりやすいのが第一だし。
マッシモ・イタリアーノというのはゼロワンお得意の無名の外国人選手かなと思っていたらFBにファンページ持ってるくらいの知名度はもっている選手だった。いや、世の中にはまだまだ知らない選手がいるもんだ。実況のオッキーは盛んにイタリアの伊達男にしたかったみたいだけど、ファイトスタイルは極めて実直だった。イタリアキャラというのは入場時国旗もってこなかったらわからなかったし。190センチ台の長身を生かした闘い方をしていて実際身長もさることながらリングで見たときにもかなりでかく見えた。

でもやっぱ阿蘇山と真っ向勝負して絵になるというのは貴重な戦力だよなあ。惜しいのはいつもゼロワンの外国人ってどこからともなく現れ、気が付いたらいなくなってるんで、こういう機会に見ておけるのは結構レアな体験でもあるのだ。だからこのマッシモも次見に来たらいないということもあり得るわけで^^

試合は阿蘇山が貫録の勝利で、まあこれは仕方ないことだったんだが、面白いのは選手控室が二階にあるらしく入退場をエスカレーター移動していたこと。半裸の大男が買い物客に混じってエスカレーター使ってるさまはかなりシュールだった^^

第二試合:大谷晋二郎&●横山佳知 対 ○デーモン植田&ジェイソン・リー

いじめ撲滅ということで、対戦相手が見るからに悪役なデーモンになったのは仕方ないとしてなぜそのパートナーがジェイソンなのかはよくわからない。実況でも18歳の時に単身香港からプロレスを学びに来日して・・・と結構苦労人アピールしていたし、そもそもがカンフースタイルでベビーっぽいジェイソンが「いじめ」側にいるのはどうかとは思ったが、まあ今いるメンバーで都合がついたのがこのメンツなんだろう。あまり深く考えても仕方ない。

新日にいたときの大谷からは想像もつかないが、今の大谷は、こうしていじめ撲滅チャリティーで全国回っている(というかゼロワンの地方大会はこのパターンか、大花火しかないし)経験値がこういう場所を選ばない芸風に拍車をかけているというか、メジャー出身とは思えないくらいこういうイレギュラーな場所でのプロレスが似合うんだよなあ。横山を引っ張りつつ、「本当に強い人はいじめなんかしない。何度でも立ちあがってくる」というイベントのテーマ通りに試合を組み立てていた。やっぱ余計なストーリーなんかがあるよりこうしたシンプルな大会の方がゼロワンらしさを満喫できる気がする。

そうそうデーモンになってからの植田も単にもとアームレスリングチャンプという肩書しかなかった頃より活き活きして見えた。まあ今さらデーモンっていうべたべた感はあるんだけど、でもこういう今更感も含めてそれがちょうどよくなるのがイベントプロレスのいいところだったりする。

試合は思いのほか白熱し、一進一退の攻防に。途中、エスカレーターの上りで大谷がデーモンにコブラツイストをかけて、下りでは逆にデーモンが大谷にコブラをかけ返すというイオンお約束?の場外戦など、かなり自由度が高すぎる展開があちこちで展開されるのもこういう会場ならではというか、自由すぎて逆に大人が子どもより面白がっていた。FMWが先鞭をつけ、DDTが発展させたストリートファイトの発展形のひとつといってもいいかもしれない(でもDDTだともっと自由にやりそうな気もする^^)。

子どもプロレス教室も結構長かったんだけど、決してくじけないレスラーのファイティングスピリッツを余すところなく伝えようとしたせいか、二試合しかないのに時間があと30分もないという有様に。まあこんなことやってたら普通に試合するより時間食うよね。終盤横山がデーモン組につかまって、大谷が何度も救出に入るが、そのたびに根性でキックアウトしていく横山に歓声が集まる。とうとう子どもたちをリングサイドに集めた大谷はその子どもたちに「大谷コール」や「横山コール」を促す。

しかし、デーモンも今が旬な選手だけあって、香椎浜からの連敗は避けたいのか、結構ペイントがはげても必死に攻撃を加えていく。最後はジェイソンの好サポートから、デーモンが粘る横山を撃沈。負けた横山はしばらく大の字になっていた。

試合後は子どもたちを再びリングに上げたのち、大谷先生の講義があって、最後は「3.2.1.ゼロワーン!」で締め。そして全員がそれぞれのコーナーでサイン&撮影会。こうしたイベント試合でサインや写真をもらえるのはいい記念になると思う。私も次あえるかどうかわからない外国人勢にはサインをもらって会場をあとにした。本当はもう少しゆっくりしたかったんだが、なんせ花火のことが気になっていてやむを得なかった。今度は冬にもまたくるらしい。ゼロワンらしいゆるさと、夏よりも熱い大谷のファイトがひと夏のいい思い出になった。初イオンだったけど、また時間があったらきてみたい。これ書いてるころはもう東京に戻る車の中だろうな。おつかれさまでした!