線維筋痛症とともに生きている、-復活サポートカウンセラーが約4年間-心理カウンセリングを受けてみた-第十五回・カウンセリングに出会うまで(6)
寝たきり生活からしばらくたって、基金訓練に
応募して3か月ほどパソコンのスキルを磨いて
いました。当時はまだカウンセリングのカの
字も頭にない時期で、パソコンのスキルさえ
あれば、自分も再就職できるかもしれない
という淡い願いにすがって通っていました。
あとで知ったことですが、2010年の時点で
すら、パソコンスキルをもった人間は
世に余るほどいて、40過ぎてなんとか形
だけのスキルをもった人間などおよびでは
なかったのです。
そのうえ、久しぶりの社会復帰ということも
あって、人間関係でも頭を悩ませることに
なり、一向にPCを覚えられない自分に対して
極端なダメ出しをしていて「このままでは
卒業してもやばい」という危機感だけが
募っていました。
そんなある日、昼休みに散歩をしていた時
ふと入った近所の建物で心理カウンセラー
の学校があることをしりました。
気が付くとその場で電話をかけていました。
「ここにかけるしかない!」本気でそう
思っていました。一月後に説明会がある
ということで、学校というものと人間
関係に恐怖しかもっていなかった当時の
私は、こうして心理学を学ぶ一歩を
歩みだしたのでした。