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cocoro.haradaが徒然なるままにプロレスとかアニメとかその他興味のあることをお話します。

№290 九州プロレス最強九州男児決定 トーナメント優勝戦観戦記

九州プロレス最強九州男児決定
トーナメント優勝戦
(2012.3.20 日・福岡市・西鉄ホール
 観衆 423名)

 この日はなんと博多で4団体の興業戦争。
IGFが福岡国際で、大日とDDTがスターレーンでそして九プロが西鉄ホールで。

 はっきりいうと迷惑以外の何物でも
ないんだが、日程的に一番早く決めた九プロ
には罪がないし、DDT&大日もまさか!という
ことだったらしいけど、やっぱIGFは・・・・

 日程がずれてたら4団体観戦できたのに
選択肢は2分の1。これは地方民にとっては
ありがた迷惑な話である。

 そりゃ九プロはいつでもみられるかも
しれない。しかし最強九州男児決定トーナメント決勝となったら話は別でしょう!

 大社長が「偶然とはいえ九プロとバッティングしなくてよかった」といってたけどそれはこっちもおんなじ。

 しかし、来たことある方はわかるけど
スターレーンのある駅前と、西鉄ホールがある
天神には微妙な距離がある。この時間差がW観戦を可能にするかの分かれ目。

 そういうことでちょっと集中しずらい
環境ではあったんだが、でも大会
始まっちゃえばとりあえず目先
の大会に集中した(DDTはまた後日かきます)。

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第1試合.シングルマッチ・30分1本勝負
ディアブロ(8分37秒 体固め)台風×
※悪魔首折弾

 九州討伐団には、敵意剥き出しの台風。
もともと台風軍団として勢力を拡大しつつあったところを相島に邪魔されて一人になってしまったわけだし、昨日今日の因縁ではない。

 おまけになぜかいつもの破れ傘ではなく
わざわざ傘を新調してきたところにも
意気込みが見えた。ところがディアブロ
この傘をばきっとおってしまった!

 怒り心頭の台風はすっかり味をしめた
場外戦を仕掛けるも、ここではディアブロ
の牙城は崩せない。むしろ相手のペースに
のまれてしまい、前半ではいいところが
でない。

 5分すぎてようやくペースを掴もうと
台風クレイドルからヒップアタックの
波状攻撃でなんとか一矢報いようとする
台風。しかしやぱりというかディアブロ
の牙城は固く、雪崩式ブレーンバスター
から悪魔首折弾で万事休す。

 一度はディアブロのとどめのディアブロ
ドライバーを意地で返して一瞬の台風クラッチで反撃したがここまで。最後は再度の悪魔首折弾に撃沈。

 あわれ最後はディアブロのチェーン攻撃
によって絞首刑台の刑を受けた台風。
しかし、ここで話は終わらなかったのである。


第2試合.最強九州男児トーナメント
準決勝 30分1本勝負
×めんたい☆キッド(14分57秒 裏・博多
一本絞め)秀吉○

 九州のベルトを大阪に持ち帰り、ベルトの価値を高めると宣言した秀吉はもともと、この九州男児決定トーナメントの言いだしっぺでもある。勿論この王座を大阪に持ち帰れば名実とも
天下人が名乗れるのはもちろん、相方の正宗
にも差をつけられる。

 心は福岡人でも野心は戦国武将のそれで
ある。まさに天下取りを目指す男、秀吉
の名に恥じない。

 加えてたってはパワーで圧倒、寝ては刀
狩りを持つ秀吉に対してめんたいがまとも
に行っても勝ち目はない・・・・

 が、なぜか序盤からめんたいは真っ向
勝負を挑んでいった。これは九州からの
王座流出を阻止したい意地なのか?

 だがキャリアでも勝る秀吉はめんたいの
スピードを封じ、パワーでねじ伏せる。
こだわりの刀狩への伏線、強烈な腰殺し
をきめて、めんたいの跳躍力を奪っていく。
実に利にかなった攻撃である。

 めんたいも、大めんたいコールを受け、
コーナーtoコーナーのミサイルキック、
めんたいスプラッシュを狙うもかわされる。
これは秀吉の読み勝ちというのもあったろう
が、前半の下半身攻めが功を奏していたん
だろう。

 秀吉はめんたいをトス式ラリアットで
なぎ倒し、強烈な斬血首。

 それでもキックアウトしていくめんたいを
秀吉は秘技「裏・博多一本絞め」で完全に
とらえ、ついに粘るめんたいを下して天下
取りに大手をかけた!!

第3試合.最強九州男児トーナメント
準決勝 30分1本勝負
筑前りょう太(10分26秒 体固め)
相島勇人×
※まっすぐとぶバイ

 2010年12月に九州プロレスに乱入して以来、
抗争を繰り広げてきた筑前と相島は
何回もやってるようで実は初の一騎打ちであった。相島は、ディアブロを帯同して登場。当然介入させる気は満々。

 それでも、序盤から試合をぶち壊しては
なんにもならない。相島には相島でマスク
の兄ちゃん(秀吉)を破って黒影を含めた
討伐団でベルトを回しあうという悪の企みが
あった。

 序盤はクラシカルな展開で、お互いに
出方を伺う、慎重な展開。筑前も来るなと
は思いつつも、出方を探ってる感じ。

 しかし肘に爆弾を抱えてる相島は
肉弾戦では不利と見るや、筑前を場外
へ落とし、ディアブロを投入。
場外でなぶられて消耗した筑前をリングに上げると、リバーススプラッシュから高角度バックドロップで攻め立てたがはカウントギリギリで筑前キックアウト!

 さらに、ディアブロがリングへはいろうと
したところへ救出に入ったのは、因縁浅からぬ
台風だった!

 ディアブロの介入を許さず、さらには
相島にも台風ヒップアタック。怨念極まりない
討伐団を一蹴した台風に大・台風コールが
おこった。

 この期をみた筑前は強烈なスピンキック
からスピアーで逆転を狙う。

 それでもしつこく介入するディアブロ
ついにチェーンを持ち出し、悪魔首折弾
withチェーン!

 が、筑前寸でのところでよけて相島に
強烈な誤爆を誘導して討伐団ダウン!
チャンスと見た台風は、ディアブロ
チェーンで拘束し、その間に筑前がKO状態
の相島へまっすぐ飛ぶバイ!を見事に決め、
完全3カウントを奪って決勝進出!
この勝利で、決勝戦は筑前vs秀吉と決定
したのだった。

 休憩あけ、スポンサーの社長が特別リング
アナをつとめることがつげられる。こういう
時は大概つまらなくなるものだが、なんとこの
社長、ラジオ番組まで持ってるほどしゃべりは
上手く、しかも裏のIGFをパロって猪木物まね
も披露。あまりにうまい盛り上げに会場大喝采。実はとてもプロレスをよくしってる人だったのだ。

第4試合.最強九州男児スペシャル6人
タッグマッチ・30分1本勝負
阿蘇山田中純二&アップルみゆき
(13分14秒 片エビ固め)
せごどん&旭志織&バンバン・ギラン×
※万トーンから

 最強九州男児トーナメントにエントリー
した九州男児達。といってもアップルは
無理やりな感じがしたが、出てきたメンツ
みてびっくり。

 最後に出てきたのは、せごどんではなく
白覆面の謎のレスラー。しかし本人は
「せごどん」と言い張る。

 が、マスクの下は佐助魂の黒Tシャツに迷彩
パンツ。どうみてもあの男にしか見えないが・・・

 さすがにこれはどうなんだと思ったのか
産地偽装して出てきたアップル(コールでは
しっかり奈良県天理市出身ととうとう本当の
生まれをばらされてたが^^)はマイクを
もつや「おい!ギラン!お前その体型でサッカー選手?違うだろ?それとそこの兄ちゃん(旭)お前気持ち悪いんだよ!なめくじ!そしてせごどんお前せごどんじゃないだろう?パンフの写真と全然違うし!お前藤田ミノルだろ!」とまさかのドラゴンマイク!!

 しかし「せごどん」はあくまでも「ごわす」
をむやみに連発して、試合中、何度もマスクを
はがされ素顔が見えてるのにわざわざマスク
をかぶり直す。そして味方の旭をなめくじ
呼ばわり。

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 つい旭も「藤田さん」と呼んでしまうが
せごどんはあくまで「ごわす」を繰り返す。
丁寧にマスクを被りなおし「ごわす!」と
言いながら試合をかき乱す。

 旭は「なめくじ!」とアップルに罵られた
怒りもあってアップルのウソ泣きにも一切
ひるまずえげつないフットスタンプ
や阿吽でしっかり逆襲。

 ギランは得意のドリブルシュート、
コーナーからのスーパーイナズマシュートと
持ち前を発揮していく。

 対する阿蘇山はパートナーのアップルへ
もはやお約束となりつつあるセクハラ攻撃。
片逆エビにとらえたアップルの股間を凝視。
真面目な純二は激怒したが、味方の純二を
阿蘇山はふっとばす有様。なんとか逃げ延びた
アップルは当然激怒。ケニーレフェリーからは
ホイッスル&イエローカード!一気に
チームに不穏な空気な漂う。

 しかしここで我に返った阿蘇山は、ギランへ
豪快なダブルアームスープレクス、
パイルドライバー、万トーンと阿蘇山
フルコースで、バラエティ豊かなスペシャ
マッチを制してなんとか面目は保った。
が、せごどんはマスクをかぶり直して
「ごわす」といいながら去って行った。
あれはいったい誰だったんだろう??

第5試合.メインイベント 最強九州男児
トーナメント優勝戦
九州プロレス選手権初代王者
決定戦・60分1本勝負

筑前りょう太(19分5秒 片エビ固め)秀吉×
※とぶバイ

 最強九州男児トーナメント優勝戦は、
特別立ち会い人をたてて新設された九州プロレス
選手権初代王者決定戦として行われることに。

 決勝に上がってきたのは、九州プロレス
理事長、筑前大阪プロレス、秀吉。

 筑前は「九州プロレスを作った人間として、
ベルトを巻くのは責任であり、義務」と、
使命感に燃える。

 対する秀吉は、このトーナメントのきっかけ
を作った男として、「九州のベルトを、大阪で
価値を上げる!」と意気込む。

 どっちも待ち望んだ一戦。
共にパワーファイターの筑前と秀吉だったが
意外にも両者短期決戦で勝負に挑んできた。
特に秀吉は嫌らしいくらいの徹底した頭部
攻撃でひやっとする場面を何回も作り出す。

 リング内外で、意地と意地、力と力をぶつけ合う、ド迫力のチョップ合戦を繰り広げだしたのは中盤以降。それまでは筑前が圧倒されるほど秀吉は容赦なかった。

 しかし立ちの勝負になっても秀吉は、強烈な
アッパー、顔面への容赦ない蹴りで更に
追いつめていく。

 コーナーに上がった筑前を、
ラリアットで場外になぎ倒す力技。
そのままリング内に引きづり込むと、
ロープに足をかけたまま強烈なDDTを決めて
筑前の頭部に決定的ダメージを負わせる。
チョップ、ラリアット、グーパンチと
なおも筑前をとことんまで追い込んでゆく
秀吉はもはや筑前を後輩だとは思ってすら
いなかっただろう。

 筑前も負けじと、秀吉の顔面へ低空
ドロップキック、投げっぱなしジャーマンへと
移行するのだが、どうしてもあと一矢が
放てない。

 そしてコーナーの攻防で、秀吉へ会場中に
響き渡るヘッドバッドを一閃。これが会場中
に響くくらいの凄い音!!

 そして、とどめのとぶバイ!へ畳み掛けたが
そこは読んでいた秀吉は、強烈な剣山でブロックして形成はたちまち逆転。

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 秀吉は場外に落ちた筑前に重量級トペを敢行。ペディグリーからの刀狩でフィニッシュ
を狙うも筑前意地のエスケープで逃げ切った。
さらに、強烈なチョップ合戦、フランケン
からの刀狩もしのぎきった。ラリアット合戦
では両者ダウン。

 しかし王座に執念を燃やす秀吉は渾身の斬血首!でも決まらない。

 既に意識朦朧の筑前、秀吉へ本能で
「がつんといくバイ」をきめた。これが有効打
に!さらにコーナーへ上がり、立ち上がる秀吉
筑前は強引な「とぶバイ」を敢行!
さらに、だめ押しのとぶバイ!を決め、
ついに大熱戦を制した。

 筑前、見事、最強九州男児の称号、
九州プロレス選手権初代王者に輝いたが試合後
筑前は意識朦朧・・・・

 「勝ったばい!腰にベルトがあるっちゅうことは、僕が勝ったんですよね!状況がまったく
わかりません。ぼくは会場に来て試合したんですよね」と何度もめんたいにききなおす。

 あんまり長いんで時間が押してしまって
最後の「九州ば元気にするバイ!」をやった
と同時にダッシュで階下におりた。
 
 もう走らないと次のDDTまで間に合わない。
エレベーター待ちしてると阿蘇山選手がでて
きてくれて「今からスターレーンですか?」
といわれた^^

 事前に阿蘇山選手には話しておいたんで
我々がかけもちすることは知っていたのだ^^

 「(筑前)理事長におめでとうとお伝え
ください」とメッセを託し、握手してそのまま
地下鉄に飛び乗った・・・・

 電車内で理事長あてに祝福のメッセを送って
おいたら後日きちんと返信がきた。律儀な
理事長らしい^^個人的には大阪にベルト
わたってもいいかなと思っていたけどあそこ
まで頑張られては理事長の勝ちに文句はいえ
なかったです。はい^^

 ということでDDT編へ続きます^-^

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