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cocoro.haradaが徒然なるままにプロレスとかアニメとかその他興味のあることをお話します。

新日本プロレス下関大会観戦記

<size="2">NJPW 40th anniversary Tour NEW JAPAN BRAVE 2012
新日本プロレス下関大会観戦記
(12・4・24 火 於:海峡メッセ下関:600人)
 
 約8年ぶりの新日本。すっかり中身も変わって
てほとんどの選手は初下関。ましてやブシロード
体制になって初の大会ということもあって
それなりに期待はしていた。

 やってくれないより来てくれる方が絶対いいし。
ましてや国際センターでは豆粒にしか見えない
選手が真近で見られるのは有難い限り!

 そして今が旬のレインメーカーを生で
みられる喜びはなにものにも代えがたい。

 ということで自然ととりになったんだけど
会場は行ってみたらやっぱ違う!
入場ゲートはあるし、照明もある。グッズも
豊富だし、見てすぐメジャーとわかる雰囲気
作り・・・ここがやっぱほかの団体とは
大きく違う。 

第1試合20分1本
●渡辺 高章・井上 亘 対 
タマ・トンガ・KUSHIDA
[11分00秒]
ヘッドシュリンカー→片エビ固め

 新日期待の若手渡辺が登場。対するは
現・新日一押しのKUSHIDAで、これまた派手な
登場。移籍組だけどもう一年たつんですっかり
溶け込んでいる。

 試合はやはり渡辺の試練マッチの様相に。
トンガは、突進して来た渡辺を受け止め、
3連続バックブリーカーで厳しい洗礼。

 なおも変わったKUSHIDAの逆エビ固めが容赦
なく決まる。、ヤングライオンへのかわいがり
とくればこの技!KUSHIDAも心得てる!

 攻め込まれた渡辺だったが、ここを自力で
しのいだ。やっぱこの辺もメジャーゆえの
誇りみたいなものを感じた。だてに老舗では
ない。もはや名ばかりメジャーの団体とは
訳が違う。

 ようやくタッチを受けた井上は、
キチンシンク、串刺しジャンピング
エルボー、逆水平チョップ連射でKUSHIDA
に追撃。さらに、KUSHIDAとトンガをまとめて
スピアーでなぎ倒すと、トライアングルランサー
でKUSHIDAを捕獲するなどヘビーの力を見せ
つける。

 しかし、KUSHIDAがトップロープを支点にした
バク宙キックで流れを変え、スワンダイブ
ミサイルキックで反撃して井上を捕獲。

 リング上は渡辺vsトンガとなる。
粘る渡辺は必死。が、トンガはリープフロッグを
連続で繰り出し、空手チョップ。さらに、
KUSHIDAのエレファントキック、トンガの
タマスペシャルの波状攻撃からヘッドシュリンカーで
渡辺にトドメを刺した。

 KUSHIDAはやはり試合数が増えたせいか自信
にあふれてたし、渡辺はさすが新日の若手という
印象で好感がもてた。こういう中から未来の
レインメーカーがでてくるんだとしたらやはり
今から見ておきたいものである^^

第2試合20分1本勝負
○田口 隆祐・プリンス・デヴィット
対 ●外道・ロウ・キー
[10分00秒]
外道クラッチガエシーノ

 5月3日福岡におけるIWGP Jr.ヘビー級選手権
試合・デヴィットvsロウ・キーの前哨戦。
まあ地方ではよくある事だけど、この日の
外道組はえげつなかった。

 とにかくデヴィッドの痛めた脇腹を徹底
破壊に出たのだ。それも一点集中式に・・・
 
 ゼロワン以来久々に見たロウキーは相変わらず
コンディションがいい。外道のナイスアシスト
もあってデヴィットを場外で鉄柵攻撃。
動きを止めてしまった。

 ロウ・キーはコブラツイストパントキック
外道がストンピングやニードロップで
デヴィットの脇を攻め立てる。
 しかしデヴィットは、突進して来た
外道をカウンターエルボーで迎撃し、
その背中を踏み台にしてロウ・キーに
ドロップキックして一矢。
 
 かわった田口に外道は、チン
クラッシャー、コンプリートショットで
追撃し、低空ドロップキックから外道
クラッチに行く。ところが、田口が外道
クラッチガエシーノに切り返し、電光
石火の3カウントを奪った。

 試合には勝ったもののアポロ55の試合
ではなかった。完全にロウキーと外道に
翻弄されっぱなしでいいところがなかった
のは残念。
 
 試合後なおもロウ・キーがデヴィットの
ボディを本部席のテーブルに叩きつける。
そして、勝手にIWGP Jr.ベルトを持ち出し、
デヴィットを見下ろした。

 防衛戦に暗雲垂れ込めた一戦になった。

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第3試合20分1本勝負
タイガーマスク獣神サンダー・ライガー
○小島 聡・天山 広吉 対
邪道・ロッキー・ロメロ・飯塚 高史
矢野 通
[12分18秒]
ラリアット→体固め

 5月3日福岡で行なわれるIWGPタッグ戦では
天山&小島vs矢野&飯塚が、IWGP Jr.タッグ戦では
イビー・リチャーズ&ロメロvs
ライガー&タイガーの前哨戦。

 というかこれを休憩前に持ってくる意味は?
うーんこの内容ならセミでもよかった気がする。
前半戦のトリでやるのは勿体ない気がした。
確かにベテラン率は高いけどね^^

 この中で要注目はやはりタイガー。もう年齢的
にもラストチャンスだろう。ライガーはなんだ
かんだいってもうタイトルとってもとらなくても
やっていけるけど、タイガーはもう一花さかせ
ないと厳しい末路になってしまう。
 
 CHAOSの奇襲を合図に試合がスタート。
だが、天山と小島が矢野と飯塚を
蹴散らし、得意の連携攻撃を披露した。
 
 試合は場外でタイガーが邪道を羽交い
絞めにし、ライガーがスライディングキックに
続いて、ロープに走るものの、ロメロが
場外から脚を引っ張って妨害し、鉄柵攻撃
を食らわせ、これをきっかけにCHAOSが
ライガーの捕獲に成功。代わる代わるの攻撃で
攻め立てていく。

 まあライガーがつかまって耐えしのぐ
構図というのも珍しい。団体最年長でも
汚れ役を進んで受けるあたりはたいしたもん
である。
 
 そしておなじみ掌底から天山にスイッチ。
1人で矢野たち4人を次々と蹴散らし、飯塚には
モンゴリアンチョップ連射やカーフブランディング
そして、アナコンダバイスを極めるものの、
矢野がカットに入り、なんと逆モンゴリアン
チョップ連射。だが、天山がニールキックで
撃退し、小島とスイッチ。

 その小島は、飯塚に対して「いっちゃうぞバカ
ヤロー!」からのダイビングエルボードロップ
を早くも披露。だが、飯塚はマンハッタン
ドロップ、ペディグリーで逆襲。
 
 スイッチした邪道に小島が腕へのラリアットで
迎撃し、コジコジカッター。右腕のサポーターを
投げ捨ててロープへダッシュ。ところが、邪道が
腕に絡みつき、クロスフェースオブJADOで
巻き返し。

 その直後、ライガーがエプロンからのトペ
コンヒーロ、タイガーがプランチャでロメロ
たちを分断。一方、リング上では小島が邪道
コジコジカッター。そして、今度こそ
ラリアットをさく裂させ、3カウントを奪った。

 この試合はもう人気者4人と悪役という非常
に地方大会色溢れた感じの顔見世試合で
よかったと思う。こういうのは逆に言うと
ビッグマッチでは絶対組まれないし、前哨戦
と割り切ってみても損はなかった。
 
 試合後、ロメロがIWGP Jr.タッグベルト
を掲げ、ライガーとタイガーを挑発。
「俺が永遠にチャンピオンだ!! フォー
エバーー!!……」と、絶叫したのだが
意外とマイク率高かったなあ^^

 この辺はブシロード体制になっての
変化なのかな?

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 休憩中はライガーが売店にたち、メキシコ
産小銭入れをうっていた。しかし新日の売店は
本当カラフルでみてて飽きない^^ 
内藤もサイン会にでてて、対象商品者のみ
だったけど撮影は自由^^

 この辺はドラゲーや全日の渋ちんぶりとは
違うところである。

 第4試合開始前、クイズ大会が行なわれ、
プレゼンターとしてKUSHIDAが登場。
「下関、会いたかったぜーー!! 本日は熱い
声援、ありがとうございます」と、ファン
に挨拶。実は吉田松陰を愛するKUSHIDAは
ずっと来たかったそうでそれはのちにがむしゃら
でたっぷり聞かせてもらった。

 そしてKUSHIDAは、中学1年生の男の子
を選出。クイズに正解した賞品として、サイン
入りマフラータオルを贈呈。しかも後半戦開始
ゴングをならせるという大役まで!

 これはいい記念になった!
そもそも子供率が異様に高かったのも今回
の特徴で、さすがこの辺はぬかりないというか
ヴァンガードで子供層に訴えかけてるブシロード
ならではというか^^でもこのサービスはいいね。

第4試合30分1本勝負
ストロングマン・永田 裕志・
○真壁 刀義

●タイチ・TAKAみちのく・鈴木 みのる
[13分07秒]
キングコングニードロップ→体固め

 全日本プロレスの『2012チャンピオン・カーニ
バル』に出場中の永田がシリーズに合流。
真壁、ストロングマンと組み、因縁の鈴木軍
との対決。
 
 永田はみのるを挑発するもTAKA~タイチ
へとスイッチ。リングインしたタイチは、
相手がストロングマンに変わるとすぐに
ロープエスケープしてまともに闘おうとせず、
ポークジング対決でもストロングマンが圧倒、
力比べを挑むものの、またもストロングマン
が軽々と片手で押し込み、乱入したTAKAもろとも
串刺しボディアタックの洗礼。この辺はさすが
WWEでもまれてきたTAKAの仕事がひかった。

 しかしかわった真壁は鈴木軍の好アシスト
もあって場外戦で大ダメージを負って失速。
そこから孤立してしまい、タイチとTAKAの
トレイン攻撃、タイチの急所攻撃、鈴木の
打撃、TAKAのランニングニーアタック
などを食らい続けローンバトルに。

 しかし真壁は、パワースラムでTAKAに反撃
してようやく自軍コーナーへ帰還。
スイッチしたストロングマンは、懐かしい
中西の野人ダンス式両腕ラリアットで
TAKAとタイチをなぎ倒し、アルゼンチン
バックブリーカーをTAKAに極めるが、
みのるがカット。

 そしてついに因縁の永田vs鈴木。
永田がミドルキック連射、カウンター
フロントハイキック。しかし、エルボー合戦
からみのるが張り手で逆襲し、スリーパー
ホールド。そして、ゴッチ式パイルドライバー
を狙うが、永田がエクスプロイダー
切り返した。
 
 がみのるはかわった真壁にも
スリーパーホールドの洗礼を与え形勢を一気
に逆転!
 
 さらに、ストロングマンがTAKAをアルゼンチン
バックブリーカーで捕らえると、真壁がタイチに
ラリアットをお見舞い。そして、永田が
ボディスラムで叩きつけ、最後は真壁が
キングコングニードロップでトドメを刺した。
 
 試合後、真壁、永田、ストロングマン
なおもタイチをおしおき。これほどやられっぷり
がいいと本当面白いというか、いい悪役に
なったよなあ。タイチ^^

 
第5試合30分1本勝負試合詳細を見る
キャプテン・ニュージャパン
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン
対石井 智宏・中邑 真輔

[11分41秒]
ボマイェ→片エビ固め

 5月3日福岡で中邑とシングル対戦する
アンダーソンが、キャプテンと初コンビ
を結成したんだがなぜセミでキャプテン?
この辺の迷走も含めて「らしい」っちゃ
らしいカードなんだけど、果たして迷走
っぷりが如実に出たカードとなった。
 
 キャプテンが両手を腰にあて、「私と勝負
したまえ!」と石井を挑発。
だが、石井がショルダースルーで
キャプテンをコーナー最上段に固定。すかさず
中邑がランニングニーアタックを食らわせ、
場外で鉄柵攻撃を浴びたキャプテンが、
中邑組に捕まってしまう。

 そのまま長時間のローンバトルを強いられた
キャプテンだったが、なぜかライガーと違って
やられても応援する気になれないというか
違った意味でトホホ感があってこれは逆に
面白いかなとすら思えるようになった^^

 ジャンピングショルダータックルで
石井に逆襲してアンダーソンにスイッチ。
逆水平チョップ連射、セントーンで石井を
追撃。さらに、乱入して来た中邑をゼロ戦
キックで排除すると、ジャンピングフロント
ハイキック、飛び付きネックブリーカー
ドロップで追い討ち。だが、石井が旋回式
ガンスタンを阻止し、バワースラムで
やり返した。
 
 中邑がボマイェを発射するものの、
アンダーソンがかわしてジャンピングフロント
ハイキックで反撃。これでキャプテン対
中邑に。キャプテンはコーナー最上段
にのぼり、ダイビングヘッドバット

 しかし中邑がかわして自爆。
さらに、石井が後頭部へラリアットを打ち込み、
中邑がボマイェを発射。しかし、アンダーソン
が飛び込んでスピニングスパインバスター
を見舞い、石井を旋回式ガンスタンで排除。

 すると、キャプテンがキャプテンチャージ
からカリビアンデスグリップを決める。
しかし、中邑は下から腕を取って
腕ひしぎ逆十字固めで逆襲。

 それでもキャプテンは、乱入した石井に
リビアンデスグリップを食らわせるが、
中邑が背後から組みついてリバース
パワースラム。そして最後は、ボマイェ
がクリーンヒット!

 まあ難なく終わったというか、なんと
いうか・・・・こういう微妙なところはまだ
新体制に移行できてないんだなあ^^

 でもこの微妙なキャラを貫く覚悟が
キャプテンにあるんならそれはそれで続けて
もらいたいものだ^^

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第6試合30分1本勝負
内藤 哲也・棚橋 弘至・○後藤 洋央紀

●YOSHI-HASHI・高橋 裕二郎・オカダ・カズチカ 
[16分50秒]
昇天・改→片エビ固め

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 いつのまにか選手のテーマ曲を登場順に
メドレーで流すという演出を取り入れていた
新日本。でもこれは上手いやり方だと思った。
やっぱちょっとしたことだけどこういうやり方
で特別感がだせてこそのメジャーなのだ。
 
 そんな中、後藤対オカダで試合が始まり、
後藤が強烈なショルダータックルから
キックを食らわせ、棚橋とタッチ。

 棚橋がコーナー2段目からのフライング
ボディアタック。さらに、内藤との
ダブルドロップキックで追い討ちを
かけ序盤は正規軍が優先。
 
 しかしかわった内藤は鉄柵攻撃を浴びて
動きをストップされてしまう。

 オカダのフラップジャック、セントーン
高橋の逆水平チョップ、串刺しフロントハイ
キック、ジャーマンスープレックスホールド
などを食らい続け、ローンバトルに。
 
 ヘッドシザースホイップでYOSHI-HASHI、
ジャンピングエルボーアタックで高橋に
逆襲した内藤はようやく自軍コーナーへ
生還。

 棚橋対高橋の場面。棚橋がドラゴンスクリュー、
ダイビングサンセットフリップ。さらに、場外
に落とされそうになってもトップロープ
掴んで逆上がりで復活し、スリングブレイド
で追い討ちをかける。

 続いて棚橋はコーナー最上段にのぼるが、
YOSHI-HASHIが攻撃を妨害。すかさず高橋が、
雪崩式フロントスープレックスとラリアット
で逆襲し、オカダにタッチ。

 棚橋は膝への低空ドロップキックで
すぐにお返し。これで後藤対オカダと
なり、後藤が串刺しニールキック、
バックドロップ、ジャーマンスープ
レックスホールドと畳み掛ける。

 しかし、オカダはフロントキックで流れ
を引き戻し、変型ネックブリーカー、
ダイビングエルボードロップで反撃。
続いてのレインメーカーは阻止された
ものの、リバースネックブリーカー
に繋いだ。
 
 かわったYOSHI-HASHIは、チャクラムで
後藤を叩きつけ、ネックブリーカーから
スワントーンボム。しかし、かわした
後藤がショートレンジラリアットで逆襲し、
棚橋と内藤が2人同時のプランチャでオカダ
と高橋を分断。そして最後は、後藤が
牛殺し→昇天・改の必殺フルコースで、
YOSHI-HASHIを葬った。

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 試合後、後藤がIWGPインターコンチ
ネンタルベルト、オカダがIWGPヘビー級
ベルトを肩に下げ、睨み合いを展開。
そこからオカダが退場して行くと、後藤
が「オカダ! オカダ、よく聞け、オラ!
オマエが福岡で味わう痛みは、こんな
もんじゃないぞ、コラ!! オマエの
ベルトは、この俺が必ず剥がして
やる!!」とマイクアピール。

 そして、「5月3日『レスリングどんたく』、
この俺が必ずあのベルトを奪う!! 皆さん、
応援よろしくお願いします。本日は
ありがとうございました!!」としめ。

 棚橋のあいしてま~すが聞けなかった
のは残念だったが、G1の頃には嫌われ度が
かなり高かった後藤が春を制して一気に
ファンの心をつかんだことで大いに流れが
変わったと思う。まあタイトル移動はない
にしてもレインメーカーに対する挑戦者と
しての立ち位置はアピールできたんじゃ
ないかな?

 ということで、この後ががむしゃらの
打ち上げということで、急いで小倉へ
むかったのであった^^