2012東京見聞録: プロレスリングワラビ―INケルベロス 道場観戦記
2012東京見聞録:
プロレスリングワラビ―INケルベロス
道場観戦記(12.4.30 日)
HIDEHIKO夫妻の結婚式後、目黒から埼玉へ。
ハトえもんさんのリアル昭和号に便乗して、
初首都高体験。いや、この道路の粗悪さは
福岡の都市高速の非ではない。継ぎ足し継ぎ
足しして作ってるんでカーブがやたら多いし
舗装はガタガタ。東京都もオリンピック招致
とかする前にこの道路なんとかしようよ!
でないと事故が絶えないだろ?
これほっとくのを行政の怠慢とはいわないのか?
まあ管理してるのは国か公団系かもしれないけど
それにしてもあれで金とる神経が理解できない。
もっともおかげで観光予定のないスカイ
ツリーや東京タワーもみられたし、まあ
都心でおなじみの渋滞も体験したんでそれは
いい記念にはなった。
しかし自分がレンタカー借りたしても
あの道路だけは絶対走りたくない^^
で結局日が落ちる頃にケルベロス道場に
到着。もっとへんぴなところを想像して
いたが、意外にも駅前の線路沿いにあって
びっくり!
ここの道場主は浜野さんといってなにげ
に強い方^^普段は指導者で興業時は試合
にでないでドリンクとか売ってる裏方だけど
実は内緒で試合にもでてるらしい。ちなみ
にレフェリーは小笠原先生^^いや、売店
の売り子?とレフェリーが選手より最強って
・・・・???^^
しかもワラビ―の矢野はわざわざ我々の
到着を待ってくれてったらしい。しかも頑固
ファン(頑民)のハトさんたちのために
わざわざ頑民シートまで用意してくれたんで
晴れて私も頑民デビューができた^^
リングアナはスキンヘッドの強面で
名前は「会場さん」というらしい^^
その会場さんがホテルカリフォルニアを
冒頭で熱唱。なんかFNWみたいな雰囲気だ^^
唄っている途中で飛田が「全然、違うじゃん
かよ!」って突っ込みいれながら通り過ぎて
いった^^
でも会場さん、一生懸命歌いすぎてノド
からしたらしい^^リングアナなのに序盤
でのど使い切るって^^
第1試合、●長瀬館長対○佐野直
ミクロがワラビ―を退団したため、
代わりに佐野が館長のベルトに挑戦する
のが第一試合に。いや、第一試合でタイトル
マッチってどんだけ軽いんだ?
入場と同時に佐野が「長瀬さんのベルトは
奪ってはいけないんだよ!」とアピール。
いや、あんたこれから挑戦するんだろう?
試合は館長がボコボコにやられる展開に。
もともとなんかの護身術かなんかのホント
の先生なんだけどプロレスが好きすぎて
試合をやってるらしい。底辺の青柳館長
ともいわれていた(館長ごめんなさい^^)
序盤の佐野クラッチで危うくカウント3
が入りかかりひやっとしたがこれは小笠原
裁定が異様に館長に甘く佐野に厳しいという
気分次第のレフェリングで佐野が攻めてるのに
どんどん劣勢になっていく^^
それでも佐野は異様に厳しいボディスラム
やリアルに受身の取れないみちのくドライバー
ⅡでKO寸前まで追い込んだがレフェリーの
小笠原先生はどんなに肩が付いていても
カウント2にしてしまう。ひでええ!!!
それでも佐野は厳しく攻め立て打撃でも
グランドでも王者を圧倒していく。
長瀬館長も一矢報いてコブラツイストを
かけたが佐野は「ギブアップなんかしない
ぞ!俺はクイックでしか負けないんだ」って
言っていた。ますますクイックで長瀬館長
が防衛しそうな雰囲気になってきた。
小笠原マジックがあれば無敵だもんね^^
その小笠原先生は試合中にもかかわらず
「ハトさん、危険だよね」って言ってきたり、
佐野がレフェリーの気をそらすために
「レフェリー!ハトさん!ハトさん!」
って言っていた。 ハトさん有名人だなあ。
やられっぱなしの館長だけど、
これは実は館長のペース。60年代NWAやAWA
を愛する館長ならではのリスペクト?
なんだろうと勝手に解釈したが^^
過去にこの手の試合展開になると必ず
最後は防衛に成功するらしい。
ところがなんと佐野が完璧な3カウントを
奪ってしまい長瀬館長、王座転落!
まあ、いつも防衛しているベルトではなく、
もう1つのWMWパナママーシャルアーツの
ベルトだったそうだが佐野なにげに初戴冠
らしい。歴史の1ページをみてしまったよ!
でも勝った佐野が「今、2で返した
だろ!」と抗議していたので大笑いして
しまった。
第2試合、○大久保一樹対●チュパカブラ
大久保がワラビーに登場!しかもマスクマン
相手にUWFルール・・・リングのないケルベロス
道場では仕切り線から肘が出るとロープエス
ケープ扱いになるらしい^^この肘が出ないと
というところ「だけ」小笠原先生は厳格に
守っていた^^なんでだろう???
頑民は一斉に頑固コールに大久保コール。
チュパカブラにもメヒココールが発生。
格闘スタイルの大久保に対して
チュパカブラはルチャスタイル。でも
ルールはUWF^^まあ第一次Uまで含めれ
ば広い意味でU系の試合なんだけど^^
でも不思議なことにチュパカブラは
メキシカンなのに「いてっ!」とか
「苦しい!」という悲鳴をあげていた。
あれ?
ところが試合中に地震が発生するハプニング
発生!最初は電車が通ってたんでその
揺れかと思ったら地震警報が鳴って本物
と判明。しかしリング上では大久保に
チュパカブラが関節を決められた状態で
「ドントムーブ!」を命じられてしまった。
いや、アクシデントとはいえこれは
ないだろ!^^
さらに小笠原先生の自由っぷりが本領
発揮しはじめた。ダウンをすると「多分、
3回目くらい!」とか。もう先生の独壇場!
そのドントムーブが分かれ目だったか
ふらふらの相手に大久保容赦ないハイキック
一閃!そのまま勝利を収めてしまった^^
第3試合:メイン、矢野啓太&ばってん
多摩川&サバイバル飛田対勇者アモン
&ウインガー&ピンクタイガー
入場前にこの試合のルールが発表された。
「頭から落とす技禁止、急所打ち禁止、
以上です!」・・・・
これって明らかに後楽園で勇者アモン
が全部やらかしたことらしい^^
一応行きでレクチャーうけてたんで
この段階で大笑いできた。みると浜野さんも
大笑いしていた。
矢野が出てくると頑固コールと
ハス!ハス!の大合唱。ああ、これが噂の^^
入場はテクニコ側の入場順がピンクタイガー
~ウインガー~勇者アモンという順番。
ウインガー、もうすぐ20年選手なのに
アモンさんの入場が最後ってどういう
ことだろう?そしてキャリアが一番浅くて
なんもできないアモンがラスト・・・・
思ったのは「お金もってる人はキャリアも
凌駕する」 ってことだった。でもイヤミな
金持ちじゃなくて勇者アモンだから許される
んだと思う^^
キャプテンフォールマッチでキャプテン
にまでなってたのには驚いたけど!
本当にいいのかなあ・・・・・
この試合テクニコ対ルード、メヒコ対
アメリカという図式が完全に出来ていたが
全員日本人・・・・あ、アモンはメヒコ
だから違うのか^^ルード軍がアピールすると
一斉にブーイングやクレーロスという声が飛ぶ。
埼玉なのに^^
しかしゴングと同時に矢野とウインガーは
流れるようなレスリングを披露。こんな
間近でこういう展開が見られるのは
なかなか体験できないんで羨ましかった。
今大ブレイク中の勇者アモン人気が凄い。
とにかく出てくるだけで大歓声、不格好で
今のマスカラスより打点が低いフライング
クロスチョップ、決めるまでやたらと時間
のかかるメキシカンストレッチといちいち
ツボにくる。このトホホ感満載の選手が
一番エラそうというのが凄い!
さらには勇者アモンが相手の腕を掴んだだけ
で笑い声が起きた。勇者ホイップ(垂直落下式
アームホイップ)という、要はアームホイップ
を失敗してしまも相手を危険な角度で落として
しまい、数多くの対戦選手を激怒させてきた
「技」をこの日も出そうとしたらしい^^
芸人ばってんにまで「プロレスを舐めるな!」と
言われて蹴りまくられ、飛田からはトイレ掃除の
すっぽんで殴られ、矢野からも背中をひっかかれ
たりUSA軍はド素人のアモンに厳しいプロの洗礼。
というかばってん、芸人だよね?^^
勇者なのにボコボコにされるとアモンは
すぐさまタッチを求めていく。キャプテン
なのに。その姿にも大爆笑!!!!
まさに時代は東京多摩ルチャス!
アモンコールが止まらない!この後
ついにDDTや頑固にまででてしまった
勇者アモンの勢いは止まらない!!
ばってんのエルボーはご存じ
「アイダホ・ミネソタ・ミシシッピ」
だけどこの日は変形パターンで
その名もルチャエルボー!
「アミーゴ!アミーガ!アヤミーガ!」
で繰り出したのだった。なんでもうちわ
受けだったらしいがお客さん大爆笑^^
頑民シートからは一斉に「アヤミーガ!
アヤミーガ!」というコールが発生。
さらにウインガーとピンクタイガーが
ばってんを逆さまにして両足を持つ。。。
あっ、これはまさしく「たけむら
ドロップキック」!これもレクチャー
されたんだがかつてアモンが失敗して金的
になってしまいこれでも対戦相手を怒らせた
らしい^^
走り込んでジャンプして急所に!
その瞬間、会場が爆発!一斉に「たけむら!
たけむら!」という大きなコールが発生。
いや、この瞬間ただの失敗作が技の名前と
して認知されたのだ! この会場にいない選手
なのに・・・・^^
この後、ルード軍が一斉に反則行為に!
ピンクタイガーのマスク剥ぎをすると一部
の客から「どうせ見たって」「○●(本名)
だし」という声が飛んでいた。おいおい・・・・
ルード軍はウインガーのマスクも剥ぎ取り、
アモンにはパイルドライバーで頭から
落としていく。ここでゴングが鳴り、3本勝負
の3本目はルード軍の反則負け。
後楽園では頭から真っ逆さまに落とした
らしい勇者アモンが今日は逆に頭から
落とされていた。しっかりおかえしされてた
のだ!
さらにゴングが鳴った後、飛田が火を使おう
とした(以前本当にやったらしい)瞬間に道場主の
浜野さんが飛田にドロップキック。
そしてルード軍を蹴散らして浜野さんが
マイク。「ミクロが退団してもワラビーと
ケルベロス道場は永遠に不滅だ!」
とアピールしたらすかさずなぜか
みちプロのテーマが?なんで???
会場は大・浜野コール!
そしてアモンコールも起き、ファンが
リング(ないけど)を囲む。
そこを握手で回る浜野さんとアモンさん
とタイガー。なんと凄い光景だ^^
勇者アモンがサスケを超えた!^^
一旦選手は控室に帰ったが鳴り止まぬ
アモンコールに勇者再登場!
控え室から出てきて「アミーゴ!」と
アピールする勇者アモン。
試合後、客を見送る勇者アモン!
すっかり主役になってる!キャリア
一番浅くて一番プロレス下手なのに
主役って!!!!
佐野は「長瀬さん!このベルト、
持って帰ってもいいですか?」って
聞いていたのがおかしかった^^
メインはまあ透明決着だったんだけど
誰も怒らないっていうのも素晴らしい。
大満足で会場を後にすることができた。
大久保にサインもらった時山口からきた
ことを告げ「是非!頑固巌流島を!」と
いっておいた^^ 当然勇者アモンからは
サインもGET!
終わった後は友達5人で大袋名物の
通称インディー中華で食事。深見さんの話や
勇者アモンの話で盛り上がった。
そこに長瀬館長も合流して一緒に食事。
帰りはなんと電車で池袋まで館長の護衛
付きで帰る事ができた。
館長お世話になりました!
楽しかったなあ^^初ケルベロスで
色んな初体験ができた。みなさん本当に
ありがとう!Muchas gracias!!!
(アモンさんはこう書くと多分読めない^^
メキシカンなんだけど、日本滞在が長すぎて
スぺイン語がでてこないんだろう^^