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cocoro.haradaが徒然なるままにプロレスとかアニメとかその他興味のあることをお話します。

がむしゃらプロレス『美女と野獣の祭典』 FESTIVAL OF BEAUTY AND THE BEAST観戦記

2012.8.26(日) 門司ブリックホール
がむしゃらプロレス『美女と野獣の祭典』
FESTIVAL OF BEAUTY AND THE BEAST

 この日はちょうど下関で馬関まつり
が開催されていた事もあってJRは使わず
門司まで車移動。某所からが徒歩で
会場に向かった。途中199号線の向こうに
沈む夕日がきれいだったんで黄昏よう
かとも思ったが、縁起が悪いんでやめた
(笑)まあ駐禁きられるような場所には
とめてないけど^^

 先月の大会のあった赤煉瓦プレイスの
反対側にあるブリッツホール。ここは
以前アニソンのイベントでお邪魔して以来。
屋外といってもリング設置すればかなり
キツキツなはずでは・・・と思っていたら
案の上結構キツキツだった。

 まあしかしロケーションとしては赤煉瓦
の壁をバックにリングがあるというのは
非日常的でいいかなと思った。

 17時から開場してたんですでにリング
ではダンスが披露されていた。こういうの
はいいねえ。

 今回は各試合にスポンサーがつくと
いう破格の扱いで、各試合に勝利者賞
がでるという。また、実況をマスター
とSHIGEKICHIリングアナ
が担当することも合わせて発表された。

第一試合:●ニコラス今中ジョリー 対
〇SUPER GAMROCK
(ダイビングセントーン

 実はこの日、今宮で1試合こなしていた
ガムロック。そういう裏事情(2試合目なのは
事前に知ってたけど)は別にしてやっぱプロの
コンディションというのは凄いもんだな
と思わざるを得なかった。

 移動の疲れをものともしないガムロック
に臆することなく向かっていったことで
今中も光った。正直相手がプロという事
を差し引いても今年一番の試合だった
と思う。遠慮なしでガツンといける相手
の方が相性がいいのかもしれない。

 もちろん結果だけをいえば今中は
全力を出し切って全力で叩き潰された。
でもこれでいいと思う。本当をいうと
ムーンサルト狙いがどの相手にも読まれ
てるんで、一撃必殺で決めたいならもっと
試合中に焦らない事が大切なんだけど
この試合ではそういうボロも見えなったし
後は本当こういう経験値をいっぱい積んで
追い越された分を取り戻してもらいたい。
急がなくていいんで^^

第二試合:TA-KI・●竹ちゃんマン
対 TOSSHI・〇鉄生
(鋼鉄のど輪落とし

 本戦ではないとはいいながら先月の
事なんで、LOCのTA-KI勧誘は
今回も続いた。もっとも今回は前回
恥をかかされたLOCがなんとかして
一矢報いようと、気合十分。こうなると
臨時パートナーを従えるTA-KIは
若干分が悪い。といってもLOCも
勧誘自体にそれほど深い意味合いをもた
せてないというか、過去あまたの軍団が
勧誘するときに負けた相手の上にTシャツ
おいたり、無理やり着せたりするのも
アリかなとは思うんだけど、そこまではして
ないんで今の所は子供の嫌がらせ程度に
しかなってない。引っ張るならもう少し
なんか材料もってこないと^^この展開を
続けていくんであれば多少心理的に追い
つめるくらいの「策略」はしてほしい^^

 試合はTOSSHIが作って鉄生に繋ぐ
というこのチームならではの連携に
ジェロニモが一枚かんで完全に流れは
LOCへ。TAーKIにも勝機はあったが
ファルコンアローで決められなかったのが
全てかもしれない。

 途中スマイリ―レフェリーが巻き込ま
れて一時無法地帯になったものの
この間攻めてたのはLOCだったし。
だいたいベビーがヒールをフォール
してレフェリー不在に泣いて逆転負け
というのがレフェリー失神劇にはつきも
のなんだけど逆は珍しいかも。でも
それで勝利を逃さなかったのは立派
だったと思う。

 TOSSHIと鉄生なら次のタッグ挑戦
者としても面白いかもしれないがはたして
どうなるかな。

第三試合:3wayマッチ ●阿蘇山 対
〇つぼ原人 対 セクシーロージー
(バーミアンスタンプ)

 ふる里プロレスでは田中純二が入って
いた枠の中に阿蘇山が放り込まれたんだが
まず誤算なのは火薬を使った阿蘇山
煙と火花がおりしも沖縄に接近中の台風
(もちろん、自然現象の方)の影響で
この日の門司は終始暴風がふきまくり。
で、そこかしこに阿蘇山の火花
や噴煙が飛びまくるというある意味
リアル噴火みたいな状態になって
しまったのが、まあライブイベントならで
はというか・・・風があるおかげで結構
汗もかかずに観戦できたんでそこは大き
かったんだけど・・・

 試合はもう鉄板な展開。阿蘇山の職人芸
というかつぼのワンマンショーというか
ロージーをからめて上手に3wayを作って
いくお得意の芸でラストはバーミアンで
けり。

 まあ箸休めとしてはちょうどいい感じ
の試合にはなったと思う。

第4試合:メインイベント
SMITH・〇林祥弘 対 ●七海健大・
野本一輝
(ファルコンアロー)
  
 前回より勃発した野本・林の因縁抗争
はここでも火を噴いた。もとがライバル
同士だけあって、しかも同じ同期の七海、
GAM1で覇者となったSMITHが
いるとなれば野本はもとより林も全方向
が敵という感覚で闘っていた感じがした。
特にSMITHにとられて優勝を取り逃が
した林にしてみれば、もう同じ正規軍と
してではなくたまたま同じコーナーに
いたのがSMITHという程度にしか
見てなかったんだろう。この日の林は
今までにない「怖さ」をまとっていた。

 そのがむしゃらに闘いがないと言い放
った野本本人もやりたい放題。悪の道
に走るわけでなく一匹狼の道を歩む彼
にとっては祭典もなにもないんだろう。
ましたや相手は前月罵ったSMITHに
林でもうこれは暴走する材料はそろった
も同然で美女と野獣の「野獣」部門
完璧だったと思う。それでも試合の体を
なしていたのはやっぱここに食い下がろう
としていた七海と負けてなるかと普段
のモードを封印したSMITHの頑張り
があってこそだろう。

 最後はファルコンアローで林が
粘る七海を下したが、野本は一人で引き揚げ
林は七海の健闘を称えたもののSMITH
がもとうとしたマイクを奪い取って
「俺が勝ったんだからしめます」とまだ
ダンスイベントが残ってるのに締めて
しまった^^;

 でも前の林ならマイク持つのもイヤそう
にしてたのに変われば変わるものだ。

 実をいうとダンスイベントは試合の
合間合間に挟まれており、これはいい
彩になっていたと思う。

 最後は選手もあがってのダンス大会
になったんだがかなりカオスな絵に
なっていて見てて面白かった^^

 次回もまたやる予定であるなら、二、
三言っておいた方がいいかな?

 実況を入れる際はよくプロの団体でも
リングアナが一人で兼務する事が多い
んだけど、実はこの兼務が曲者で
普段慣れてない事するとみんな選手
コールがとんだり、タイムキーパーとして
「5分経過」とかいうアナウンスもし忘れ
るんで、実況はマスターと解説に空いてる
選手を入れてリングアナは選手コールと
タイムキーパーに専念してほしい。
そういう進行した方がいいと思う。

 選手コール飛んじゃうと結構試合が
締まらない感じになるし、時間経過が
ないとこれまたアクセントがなくなってし
まうんで・・・・
 
 後、この日の客層はほとんどがむしゃら
の常連だったけど、そうでない層にアピール
するんであれば、一見さんにもわかりやすい
例えや紹介もしてほしい。この日のマスター
の実況は個人的にはかなりツボに入って
大笑いしてたんだけどふとまわりみると誰も
笑ってなかったんでその温度差がちょっと
気になったんでかいてみました。  

 まあでもとても楽しい一夜だったし
続けてもらえるならまた来年もぜひ
やってほしいと思ったんで、できるなら
GAM1同様夏の風物詩にしてほしい。