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九州プロレスチャチャタウン大会(15.5.4月、チャチャタウン小倉)

九州プロレスチャチャタウン大会(15.5.4月、チャチャタウン小倉)

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この日は前日のレスリングどんたく終わりで帰宅後、睡眠4時間ののち、朝一で門司港コミュニティーの朝ゼミにでて、一旦帰宅後仮眠してからチャチャタウン入り。門司港からの帰り道、すでにトンネルが混みだしていたので、早めに家出たら思いのほかサクサク行けてしまい、30分前にリングサイド席確保。

しかし朝方まで雨模様だったのがウソのような陽気!さすが晴れ男めんたい☆キッド!おそるべき晴れ男ぶり!だが湿度までは吹き飛ばしてはくれなくて、さらに一部のプロレス教室の筑前先生がムダに暑苦しい授業してくれたせいで、不快指数がうなぎのぼり。用意してきたペットボトルはあっと言う間に空になった。

第一試合 3WAYマッチ
めんたい☆キッド対ばってん×ぶらぶら対桜島なおき

いつも本大会だとばってんとあまりもんの2人がやるイメージがある3WAYだが、イベント試合初の試みでは何とメインクラスのめんたいと桜島が絡む豪華?な顔合わせ。というか本大会では正規軍と玄武会なんで闘うことはあっても組むことはないに等しいわけで、しかも初登場以来共闘していないめんたいと桜島が、ばってん相手に協力し合う図はなかなか新鮮。最近迷走気味な本大会だが、イベント試合は本来の九州プロレスらしさが感じられて、なかなか見ごたえがあった。まあ、この絡みでばってんを正規軍にカウントしなかったのは大英断だと思う。イベントならではというか、ばってんのセコンドに現チャンピオンの玄海がいて、普通にセコンド業務していたのも面白かった。

試合は序盤こそばってんをのけもんにするいつものパターンから、チャチャタウンエルボーの反応がにぶいことに腹を立てたばってんが試合中にマイク使ってチャチャタウンエルボー決めたり、そのばってんの臀部をえぐい攻めでサディスティックにいじめる桜島とめんたい…いや○んたい☆キッド!といったレアシーン続出で、飽きずに楽しめることができた。

3WAYというとどうしてもゲーム性が強くなるため、タイトルマッチには向かないが、イベントには親和性が高いことは、お客さんの反応もよかったことで正面されたと思う。できるならメンバー変えて次回もやってもらいたい。本大会ではこの中に入りそうにない選手が入るとイベントならではのウリになりうる可能性はあるなと思う。いや、楽しかったです。久々に九州プロレスらしさが全開になっていた試合だった。

第二部

プロレス教室はなく、いきなりめんたい体操講座に。しかしいざめんたい体操がはじまると、最初に説明してない振り付けを加え始めるめんたい先生www
おまけにプロレスのルール説明で5歳の女の子をフォールするという鬼畜な絵を演出。さすが○んたい☆キッド!おそるべし!あれはしかし完全アウトでしょ!

第二試合
筑前りょう太、がばいじいちゃん対玄海阿蘇山

まあ、例年怖い顔組がヒール役をやるわけだが、ステレオタイプの玄武会が見られるのもイベントならでは。まあ本隊の武闘派集団という設定はわかりにくいので、実はこのくらいシンプルな方が見ている側には届くと思う。だから乱入して好き放題する桜島や、じいちゃんをいたぶる阿蘇山玄海が本当にイキイキしていた。阿蘇山で遊びやるのもいいけど、怖い悪役でありながら親しみもあるので本心から憎まれはしないけど。

で、その桜島があまりに過ぎる乱入を繰り返して、レフェリーのケニーさんが反則をとって、筑前組が勝利…しかし引き上げる玄海たちにおさまりがつかない筑前はマイクで「戻ってこい!」と再戦アピール。ここにめんたいを入れようとしたら、それにストップかけたのがばってんだった。「俺がいるじゃないですか!」と強引に割って入り、再戦が決定。

再戦
筑前、ばってん、じいちゃん対玄海、桜島、阿蘇山

で、再試合。ここで普段のお笑いをかなぐり捨ててローンバトルに耐えるばってんという図式が出来上がるパターンは最近イベントでは多い。ばってんがヒーローになる数少ないレアシーンではあるが、ベタな展開ながらプロレスの王道でもあるので、さっきまでブーイングしていたお客さんも大歓声でばってんを応援する。これもイベントならではの光景。しかしこれはわるくない。本大会でやるとキャラがぶれるけど、1話完結のイベントではこういう奇をてらわない試合展開は大いにアリだと思う。こういうシンプルなプロレスの魅力を伝えられるのが本来の九州プロレスなのだ。

ずっと本大会でモヤモヤしていた分スッキリして楽しめた。やはりプロレスはデコレーション盛り過ぎると魅力が半減してしまうからねえ。

試合は筑前が飛ぶバイで桜島からピンフォール勝ち。場外戦も含めて桜島はいい仕事をしていた。最後はこれまたイベント恒例のばってんによる「九州ば元気にするバイ!」で締め。

本来の九州プロレスのスキルはこういうシンプルな形態でより魅力を発揮すると思う。余計なことさえしなければ、今回のメンツに日田丸や旭、藤田やキシャーンなどが加わってつまらなくなる方がおかしいのだ。つまり今の本大会がいかに余計なことをしているかという事が図らずも証明されたのではないかと私は思う。