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映画鑑賞記・転校生(尾道版)

09年1月10日観賞。

明るくクラスの人気者である斉藤一夫。彼のクラスに、ある日転校生がやってきた。その転校生とは、実は幼いころ近所に住んでいた、幼馴染の斉藤一美であった。学校の帰り道、ちょっとした弾みで一緒に石段を転げ落ちてしまった一夫と一美の、二人の身体と心は入れ替わってしまう。つまり一夫の体に一美の心が、一美の体に一夫の心が入ってしまったのである。

帰宅してからそのことに気付いた二人は、自分たちの身に起こったことに戸惑いながらも、ともかくそれぞれ相手になりきって生活を続けることにした。

しかし、当然男の子が女の子の生活に、女の子が男の子の生活に、そう簡単に馴染むことができるはずもなく、二人は勝手がわからない中でそれぞれに苦労しながら、協力し合い、助け合って乗り越えていく。

そうするうちにいつしか二人の心には、他のだれにも理解できない絆が生まれてきていた。

そんなある日、一美のかつてのボーイフレンドであり憧れの人である山本弘が、一美を訪ねて、以前一美が住んでいた町からやってくることになった…

こちらは、オリジナルの「転校生」。同じようで作品の雰囲気が全然違う。 

大林監督のセルフリメイク作である「さよならあなた」は長野が舞台で、悲しい話だったけど、オリジナルは明るい話しだった。

やっぱりというか、この頃から小林聡美さんは天才だったんだなあとつくづく思う。ヒロインのキャラはあまり変わらないのに、自分なりの味付けをこの年にして既に成し遂げているのがすごい。

あと、作品が若い。昔の大林作品特有のオープニングとエンディングがモノクロだったり、割と映像をいじくる感じが特に尾道3部作らしいなあと思った。

尾道三部作はやはりたんすのどっかにしまっておきたい恥ずかしさはあるのだけど、たまには見てみるといいものだ。まるで古いアルバムを開いてみるような....

そんな感じの映画鑑賞もたまには悪くない。