がむしゃらプロレス『DREAMS COMBINE』 ~北九州聖地化計画~ (2012年4月8日(日)小倉北体育館 観戦記その1
~北九州聖地化計画~
(2012年4月8日(日)小倉北体育館
観戦記その1
3年ぶりの小倉北。並ぶのも苦にならず、
前回の轍を踏まないため、照明をさけて
会場正面真ん中に陣取る我々^^四方から
照明があたるスタイルは方向が悪いと
ライトが目にあたってまぶしいのだ。
まあ、ここだと絶対乱闘か空中殺法の
犠牲になりそうだなとは思ったが致し方ない。
進行上はアニソンとプロレスが入れ替わり
たちかわりということでアニソンパート
になるとリングにスピーカー(アンプ?)
が設置されるんだけどやや見にくくなった。
実際素人のアニソン歌手のパフォーマンス
はこれが邪魔してたし・・・・
まあでもこれは仕方ないっしょう。
座る場所選んだのは我々だし^^
今回はFM北九からおなじみの女性アナが
登場^^アニソンパートは彼女が受け持つ
ことに^^ただ、確か週に4本くらいしか
見てないとか自分で以前暴露ってたよね?
進行はプロだけど、突っ込まれ要素は
ところどころあったんで、あんまり知らない
ことは知らないで通しておいた方がボロ
でなくていいかもよ^^老婆心ながら。
でもここにどっちのも精通してる菊タロー
が司会で加わっていたのは抜け目ないという
か。。。人選的にはばっちりでした^^
下ネタに走らないかひやひやしてた
けど^^
そしてプロレス側はいつも通りSHIGEKITI
リングアナに秘書ダイアナ、そしてスマイリ―
さんの3人。こっちは抜群の安定感。
入場式では正規軍~LOCの順で入ってきて
例によって小競り合いがはじまったかと
思ったら、件のなにわ愚連隊が再び乱入!
これでさらにカオスになったところへ、
威風堂々にのってドン・タッカーが自転車
で登場!なんでも小金町で買い物してた
らしい^^しかも自転車乗るのは4年ぶり
とか^^
で、マイクもって愚連隊には「試合でやれ」
と一喝。がむ勢には「お前らそんなことしてる
場合か?」とこっちにも喝。
一応乱闘は収まってドンが締めて大会は
スタートとなった・・・・
第1試合 20分1本勝負
○鉄生&TOSSHI(9分21秒)
Mico Lupus&HANZO SASAKI●
※鋼鉄喉輪落とし
いきなり同期生対決が実現。同日デビュー
ながら接点がなかったHANZOと鉄生。そこへ
謎の外国人レスラー?ミコが絡んでどんな
試合になるんだろう?と思っていた。
以前、小倉北では踊りたいという意向
を語っていたHANZOだがタッグではどうしよう
もない。ましてやアニソンファン以外が
きてる会場でわかりやすいコスを考えないと
いけない。。。ということで選んだのが
ワンピース・・・・・
いや、悪くはないんだけどオタ層にして
みたらこれはベタに見えたんじゃないかな?
このセレクトが難しいのはよ~くわかる。
苦心の跡がうかがえたからせめてるわけじゃ
ない。でも両方満足させるのがやっぱHANZO
がHANZOたるゆえんなのよ^^そこを踏まえた
上で次回に期待したい。
あ、でもジーパンスタイルで試合してた
時は恰好よくみえたんでこっちは続けて
欲しいな^^
一方、短期間ですっかり見た目も中身通り
のワルに変貌したTOSSHIはいつの間にか
LOCのマイク担当になっていて、結構これが
さまになってる。特にYASUをあおらせたら
天下一^^
後はそうだな。これという必殺技が欲しい
ところ。初登場のミコはまだしも、ほかの
3人はここが課題だと思ってたんで。
そこへいくと鉄生はすげえ逸材だなと、
改めて思った。デビューから短期間の間に
これは!という必殺技を身につけていた。
それがのど輪落とし!
欲をいえば、首に集中攻撃をかけてじっくり
スタミナ奪ってから放つと一撃必殺度が
更に増すと思う。前回使ってた肩固め
なんかと組み合わせて後半でバシッと
きめたらさらにインパクトあったと思う。
敗れたHANZOはやはり根性だけでは
この先厳しくなってくるんでケンカキック
で形勢を逆転できるくらい精度を上げて
ほしいかな。そうすると次がみえてくると
思う。
でもいい試合でした。
第2試合 30分1本勝負
○TA-KI(11分12秒)ジェロニモ●
※スクールボーイ
なにげにスーパーヒーロー大好き対決
で、しかもがむしゃらの中核を担う2人
のシングル^^場合が場合ならメインでも
よかったカード^^アニソン×プロレス
というコラボにはふさわしい二人だし^^
(ぶっちゃけていうと今回のメインの二人は
アニオタじゃないし)
果たして内容も期待にたがわず、これが
プロなら間違いなく名勝負数え歌として
あちこちに出せる鉄板的な展開。
序盤のグラウンドのやりとりといい、
スタンドでの攻防にもこの二人にしかできない
場面が多数。特にジェロニモが先にTA-KI
の得意技スピアーを「逆スピアー」として
繰り出したりしたあたりは素晴らしい
のひとこと。更にマッケンロー(ひざ裏に放つ
ラリアット)でスピアー封じにきた。
ここに当然のように悪役殺法
が絡んでいくんで中盤TA-KIは防戦一方。
しかし、得意の膝蹴りで活路を見出すと
TA-KIもスピアーでおかえし。しかし
新・必殺技を用意していたジェロニモは
簡単には屈しない。
新兵器ジェロニモバスターは初披露
ながら精度抜群!しかも二度目はイスの
上に叩き落とす荒業版!!
それでもTA-KIはここという時の
必殺技ファルコンアローで一発逆転を
狙うが、ジェロニモ意地のキックアウト!
こkで両者とも持ち技を出し切って
しまった。スタミナ的にはがむしゃらでも
随一の二人だが手駒がないとどうしようも
ない。
しかしここでもう後は意地の張り合いで
二人は勝負にでた。あくまで3カウントに
固執したのだ、これは懸命な判断だろう。
一撃必殺のKOやギブアップではない3
カウントねらい・・・
それは丸め込みだった。
この応酬も見ごたえ十分!最後は僅差で
TA-KIが勝利したが、薄氷の勝利といって
いいだろう。試合後握手を求めたTA-KI
を一瞥して黙して去ったジェロニモの背中は
やり遂げた感と悔しさがにじみでていた。
第3試合 30分1本勝負
○ニコラス今中ジョリー(10分07秒
)ガムロック☆キッド●
※ドラゴンスープレックスホールド
パイオニア戦士同士の対決と謳われた
この試合だが別に剛竜馬が絡んでるわけでは
なく単にこの二人の復帰戦だったわけである。
この試合のキーポイントは両者ともブランク
があるわけで両者とも休んでた分を取り返した
いという気持ちがあったはず。
しかしブランクというものは恐ろしい
もの。いくら練習でうまくいっても本番
ではうまくいかないのがプロレスに限らず
世の常。
ましてや今中はキッドとは体重で20kg
差があり、空中戦をも得意と
している。つまり負ける要素がない試合と
みられていた分、プレッシャーが半端なかった
はずである。
むしろそういう意味では軽量級のキッド
の方がヘビー相手に見せ場もつくれるし、
仮に負けても自分の全てをぶつければお客
はついてくるからやりにくくはない条件下。
であるならキッドの技を受けないで自分
の技だけ出して勝てる試合にもできたはず
なのだ。もっともプロレスとしては
それだけではだめなのはいうまでもないこと
だが^^
が、以前の今中ならそうしてたかもしれない
試合がそうならなかったのだ。
つまりヘビーの今中がジュニアのキッドの
技を受けて耐え忍んでいくという展開に・・・
おかげでキッドのいいところはでたが
これをヘビーの今中が余裕で受けてたんなら
高得点なのだ。しかし「結果的にそうなって
しまった」ことで、試合自体が締まらない
展開になってしまった。しかも決め技が
ドラゴンスープレックスという危険きわまり
ないフィニュシュで、力任せに勝利した感じ。
つまりジュニアに攻め込まれるふがいない
ヘビーという構図になってしまったんでこれは
本人も不本意だろうと思ったら案の上
やっぱり試合後は反省の弁しきりだった。
しかし、これでプロレスの奥深さを知って
もらえたんなら両者ともに意義はあったと
思う。
二人にはこれを機にもっとプロレスを好きに
なってほしいなと思う。
第4試合 30分1本勝負
菊タロー&めんたい☆キッド&
●ブラックスティック&ダイナマイト
九州(14分07秒)くいしんぼう仮面&
阿蘇山&獣神サンダーGAMイガー
&セクシーロージィ○
※ブーブープレス
これはがむプロ名物つかれん程度一本勝負。
もうほぼ出オチ感があるGAMイガーはなんと
マスク姿で登場・・・いや、それで試合したら
間違いなく窒息・・・と思ったらいつの間にか
覆面脱いでいた^^;
ブラックスティックはやはりアニソン
コラボなんでまたゴーカイシルバーあたり
でくるかなと思ったら普通のバージョン
だった。しかもリアルに足が悪いダイナマイト
九州の「介護者」という役割でしっかり
おいしいところはもっていっていた^^
九州は九州でしっかり九プロ名物がばい
じいちゃんのスティック攻撃を盗んでいたし^^
それをまたやりかえすGAMイガーも・・・^^
おまけに菊タロー名物GAMイガーの物まね
もしっかりはいっていたし^^
それにしても阿蘇山組はなんか横幅
だけでカメラのフレームに収まらないという
のがまず笑えたし^^ロージーが意外にも
キックを多用してそれが思った以上にさま
になっていたんでなんか橋本真也みたい
にみえてしまった・・・・
試合はもう鉄板中のくいえべに激しい
九プロ対決がからんで笑いあり、笑いあり
笑いあり^^のとても楽しい試合でした。
九プロ勢は激しいだけでなくこういう
のにもしっかり対応できてるところが見事!
試合はやはりロージーが存在感を見せつけて
ブラックスティックを圧殺!いや、これは
たまらんかったろう・・・・^^
(第一部・終 続)