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cocoro.haradaが徒然なるままにプロレスとかアニメとかその他興味のあることをお話します。

「門司港エンターテイメントショー 2DAYS」がむしゃらプロレス観戦記  (13年3月23日(土)めかり潮風市場) (12:00~、15:00~)

門司港エンターテイメントショー
2DAYS」がむしゃらプロレス観戦記 
(13年3月23日(土)めかり潮風市場)
(12:00~、15:00~)

*12:00~の部

 がむしゃらといえば全席自由。とはいえ
さすがにいつもの本大会ではないんで
一時間前に行けばいいだろうと思って
きてみたら、皆さんちょうど練習をされ
ていた。昔の新日とか開場しても練習を
お客に見せてたりしてたんだけどそれを
思い出した。練習風景を見るのもまた
プロレスの醍醐味でもある。最近は中々
お目にかかれないけど、こういうイベント
会場では普通に練習が気兼ねなく見学
できるのもミソ^^で、一時間前から
来てるもの好きは私だけだった^^

 外から見学してて思ったのは意外と
天井が低い。これはコーナーを使う
飛び技系の選手にはかなり不利かなと
思う。せめて同じ潮風でも広場の方だと
よかったんだけどねえ・・・・
ほとんどの選手が気になるのか天井との
間隔をしきりに確かめていたけど
あれじゃ多分縦の動きは無理だろうなあ
と思った。
 
第一試合:
シングルマッチ20分1本勝負
●ガムコツくんvs○門司港戦隊レト
ロンガー

 昨年デビューし損ねたレトロンガー
が満を持して登場。しかしテーマ曲
がなぜか映画版ギャバンのテーマ^^

 マスクはヒーローらしくないというか
赤レンガ模様にいわゆるプロレススタイル
のデザインで、下が戦隊ものにありがち
なレッドの衣装。なんとなく合ってる
ようなそうでないような微妙な組み合
わせ(テーマ曲含めて)。どうせなら
串田アキラさんの歌で入場してくる
磁雷矢さんみたいになんかヒーロー
らしいアイテム持って入場してみるとか
すると見方も変わったかもしれない。

 試合はガムコツくんペースでちょっと
レトロンガーの実力は測りかねた感じ。
最後もあっさり終わってしまって、期待
はしてなかったんだど、まあこんな感じ
かなという試合だった。たまにはこういう
ゆる~い感じの第一試合というのもイベント
らしくていいと思う。本興行がかっちり
してるだけにね。

第二試合:
シングルマッチ30分1本勝負
●パンチくんvs○林 祥弘

 まあ、今回のパンチくんはいつもにまして
「酔っ払って」いた。そのせいかいつもより
攻撃が厳しい。外見のせいかとかく可愛い
と思われがちなキャラだけど、この日も
一升瓶で林の膝や脛をぶっ叩いていく
荒技を披露。何げに今回は極悪モード
全開!よくブーイング飛ばなかったよ
なあ。この日一番悪いことしてたのに。

 まあ実を言うとこれは林のチャレンジ
マッチに近い感じで現在「無冠」と出て
来るたびに言われてる林にしてみれば
これ以上ない試練な試合だったともいえ
よう。しかもパンチくんのキャラがある
と素顔の時より戦い方に自由度が増す分、
相手としては厄介なことこの上なかった
と思う。

 最後はなんとか林が勝ったけど
内容はパンチくんに完全にもってかれて
しまった感じがした。まあ同じ土俵で
勝負するわけにもいかないし難しい
ところだろうけど。

第三試合:
ユニット対抗戦タッグマッチ60分1本勝負
TA-KI&●TOSSHI(Crazy Clever)
vs鉄生&○野本一輝(L.O.C.)

 この試合は新ユニットとして
成果の欲しいCrazy Clever
(CC)と、前回喧嘩別れ
しながも、また組む事になった
野本・鉄生の連携が見所。

 ヒール同士の対決はどっちが
より悪いかを競うのが常だが、もともと
のファイトスタイルが、それほど悪役色
のないLOCは普段通り試合してる感じが
した。多分人数に頼るであろうCCとの
色分けも心がけていたんではないかと
思う。だからCCに入ったTA-KIが椅子
攻撃したり、鉄生を完全に上から目線で
見下したり、印象としてはCCの方が
悪く見えた。

 だが2月大会で完全勝利したTOSSHIを
完全に呑んでかかっていた鉄生にしろ
ヘビー級の強さをいやらしいくらいに
見せつけた野本もなかなかよかった
んじゃなかな。

 ただ、今回のこの試合に限っていえば
どっちとも反則中心というより、
ハードコアなヒールスタイルだったんで
頭脳派ヒール路線や正統派ヒール路線も
考えてるなら次回以降の宿題という事に
なるだろうか?試運転としてはまずまず。

 今回はまだ両者とも様子見な感じも
した。そのうち手応えを掴んできたら
また変わってくるんだろう。

 あすもあるんで超高速で第二部へ。

☆15:00~の部
第一試合:
シングルマッチ20分1本勝負
○野本一輝vs●竹ちゃんマン

 今回は実を言うと負傷者続出で2DAYS
とか大丈夫?というくらいの綱渡りだった
らしく、実は竹ちゃんマンもいつもの中身
ではない。というか、ホネホネロックで
入場してきた時点で中身がwwww

 で、明らかにマスクなれしてないのが
わかる。素顔での対戦となるとジュニア
とヘビーだし、まあユニットも分かれて
はいるんで遠慮感とかはなかったんだけど
やっぱコミカルな試合にも不慣れな分
竹ちゃんマンは絶対不利。

 泣きの一回で再試合を申し込んだが
これがアダとなって、ゴッチ式パイル
までくらってしまい、竹ちゃんマンあえなく
ノックアウト。というかかなりダメージ
残っていたみたいだけど大丈夫だった
のかなあ???

第二試合: 
シングルマッチ30分1本勝負
鉄生vsニコラス今中ジョリー
(両者カウントアウト)

 試合前にラジオ出演したニコラスが
「頭の悪い試合すると思います」と
いっていたが、こういう綺麗にならない
試合の方がむしろファンは望んでいる
ものでもある。まあ完全決着が定着した
時代のプロレス以前を知らない世代なら
致し方ないが、昭和のプロレスのほぼ
7割はニコラスが言うところの「頭の
悪い試合」だったし、あんまり頭悪すぎ
て?新日なんかフェンスアウトルール
まで作ってなんとか試合にしようとして
いた位、昔は感情をむき出しにして闘って
いたのがプロレスラーだったのだ。

 そのほとばしる感情のおもむくままに
闘ったらこうなったという典型的な試合
で本人がどう思ったかは知らないがこれ
はこれでアリだと思う。イベントプロレス
で感情むき出しの試合って実はそうは
見られない。だからこそ生の感情をぶつけ
あった二人は、試合が不細工でも届く試合
ができていたと思う。

 ニコラスが鋼鉄のど輪封じになりふり
構わず腕殺しにいけば、鉄生は痛めた
腕でラリアットを放つ。こういう意地の
張り合いは見てて気持ちがいい。
やっぱ鉄生は先輩を本気にさせる何かを
もってると思う。当たる先輩全員が目の
色変えて襲ってくる若手は鉄生くらい
だろう。

 カウントアウトというのはあくまで
結果だけでしかない。まあでも場外で
やりあうと一般のお客さんも巻き込まれる
恐れがあるんでセコンド陣やマスターの
指示も的確だったし、うまい具合に
「明日に続く」という結末にもっていけた
のは幸いだったと思う。
 

第三試合:
タッグマッチ60分1本勝負
●パンチくん&林 祥弘(OVER THE
LIMIT=OTL)vsTA-KI&
TOSSHI(Crazy Clever=CC)

 パンチくんがOTLのメンバーだった
とは初耳だが多分今回限りか、イベント
限定の所属だと思う。

 まあCCにしてみれば相手が思い切り
いっても大丈夫だという算段があった
からだろうが、二試合目はいきなり奇襲
からスタート。場外乱闘で急造タッグ
を分断。

 実力者同士とはいえ、タッグ経験が
ないに等しいOTLは最初から苦戦。
しかし15時からも極悪モードなパンチ
くんは一升瓶を凶器にやりたい放題。
それでも女性陣から「かわいい」と
いう声援が飛んでいたのでCCサイドと
してはかなりやりにくい相手ではあった
ろう。本当パンチくんは得なキャラだ
よなあと思う。
 
 TA-KIがスピアで分断してTOSSHIの蹴りや
投げに繋ぐスタイルはこれはこれでよかった
と思う。タッグチームとしてやっていくんで
あれば可能性は感じられた。まあいつも
組めるかどうかはわかんないんだけど、
また見てみたいチームではある。

 ともすればパンチくんのキャラに飲み
込まれないだけにCCも必死だったと思う。
が、やっぱ林はやや割を食った感も否め
ない。まあでも先輩越えを目指すだけだと
足元救われるので今回はいい体験には
なったんではないだろうか?

 やっぱいくらけが人が多くてもこれだけ
のカードが組めてしまう今のがむしゃらでは
林クラスでも本当気をつけてないと存在感
をもっていかれてしまうだけのものがある
んで、そこはシビアな生き残り合戦が存在
してるのだ。

 今回はじめてプロレスを見た人も多かった
けど悪くない反応だった。というか、潮風
市場にくる人はそれなりに覚悟してたけど
道端を普通に通行してる人達はかなりビック
リしていた。その反応もおかしかったし
バーベキューの煙がスモークみたいになって
妙な演出効果も出していて結構予想外な事
が沢山おこった大会でもあった。

 個人的には試験終わりで授業サボって
見に行った甲斐があって本当に心から
いい気分転換ができたんで、会場でお世話に
なった皆さんには心から感謝したい。
後、難儀な病気と闘いながらここまで来る事
ができた自分自身にも、ね^^今日は
自演乙だけどねぎらいプロレス観戦だった
から^^

 本当ありがとうございました^^
いくつかの偶然が重なって今日の試合が
見られたことを嬉しく思います。

 やっぱプロレスっていいよなあ(^ー^)ノ