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門司みなと祭り・北九プロレスZ 観戦記(13.5.26 日 門司港レトロ イベントスペース)

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門司みなと祭り・北九プロレスZ
観戦記(13.5.26 日 門司港レトロ
イベントスペース)

*ここから先はかなり不快になる表現
が含まれます。反論は一切受け付けません
ので悪しからずご了承ください。また
この注意書きを無視して読んで不快に
なられても当方は一切の責任を負いません。

 この日は門司みなと祭りの2日目。
ステージであるよさこいが最高潮に盛り上
がりその余波を受けてプロレスが始まる
という絶好のシチュエーション。なんせ
黙っていてもお客がいるのだ。団体と選手
の工夫次第ではいくらでもこの観衆を
自分たちのお客にすることができるのだから
気合いいれて当然。

 ましてや今はプロレスそのものを世間が
認知していない状況下である。お客を
呼び込めるという事は自団体の繁栄のみ
ならずプロレス界の繁栄にもつながっていく。
こうしたイベント試合の場は実はとても
重要なのである。ある意味プロレス界を
代表して世間と闘うというのがイベント
でのプロレスなのだから。

第一試合:○谷口勇武 対 ●ヴァンベール
・ネグロ 

 ネグロは磁雷矢率いるレアル・ルチャ
リブレの門下生。つまり月謝払って教えを
乞うてる身なんで厳密にいうとプロであって
プロではない。技術はあるんだけどそれ以上
のものがない。悪役(ルード)なんだけど
自己プロデュース能力がまだ未完成なまま
なんで悪役としての自己キャラの確立は模索
中。こればかりは人前で場数を踏まないと
いくらリングのある道場で練習だけ積んでも
どうにもならない。

 で、一方の谷口に自己プロデュース能力
があるのか?といえば、はっきりいって
「ない」!ないというより欠落してるのだ。
だからルックスもよく、運動神経もいいのに
総合すると何か残念というのが谷口という
選手である。よって谷口がリードして試合
を組み立てる事が出来ないので試合は
当然盛り上がらずぐだ~っとした空気のまま
セコンドの介入で反則勝ち。

 こういう不透明決着を第一試合から
やって喜ぶのは汚れたプロレスマニアだけ。
しかし周りでみてるのは一見さんなのだ。
その認識があったらこんな結末にはしない
し、もっていかないだろう?考えて試合
してる?

 その証拠に試合前は二重・三重にリング
を囲んでいた観客がぞろぞろ帰りはじめた
のだ。この大会はもちろん入場無料。
ようするに第一試合で観客から「ただ
でもみたくない」という判定を下された
両選手には猛省してほしい。

第二試合:○磁雷矢 対 ●誰か

 レアルルチャのマスクマンと師匠の
シングルマッチ。相手の名前は覚えてない。
というか、レアル自体にいいたのだが、
本場のルチャを想定して全員にメヒコでの
リングネームを付けるのはやめてほしい。
ぞれはいずれメキシコに渡った時に考えれば
いいことで、スペイン語で見も知らぬマスク
マンの名前をなんで日本人の観客が覚えられ
ようか?芸人がよくいう決まり文句の
「顔と名前は覚えて帰ってくださいね」は
最低人前で試合するときは必要なんじゃ
ないかな?プロとして。

 日本人選手が海外に行くと大概わかり
やすいリングネームにしてるのはむこう
のファンに覚えてもらうためであって
その努力を怠っているうちはメヒコに行っ
ても決して大成はできないだろう。

 最低師匠越えというテーマも見えるかな
と思ったこの試合、ふたをあけたらルチャ
教室という体たらくでアイアンマンマッチ
かと思うくらい磁雷矢の技が面白いように
決まっていく。あきらかに決まってるのに
わざわざ自分からほどいてもう一回メキシカン
ストレッチにいくのが見え見え。

 で、ルチャを名乗るなら最低限の空中戦
くらいあっていいはずがほとんどそれも
ない。ということは相手に磁雷矢の技を
受け止める技量がないことを露呈して
っしまったわけでもう試合がはじまって数分
で興がそがれてしまった。

 せめてわかりやすいとび技主体で会場を
盛り上げればよかったのだが第一試合反則、
第二試合、わけのわからない技でギブアップ
勝ち。この展開でお客が盛り上がる?
大会のバランスとか試合での立ち位置を
誰ひとりとして理解してない。マニア
的にはもう失笑の嵐なんだけど、当の選手
たちにその気づきはあったんだろうか?

第三試合:○皇牙 対 ●KAZE
  
 昨年の試合では腕があがらないのど輪で
観客から失笑されていた皇牙。せめて元
力士なら相撲のキャリアくらいまともに
使えないでどうする?と思ったが今回は
さすがにそこまではひどくなかった。
が、問題はKAZEである。この選手も
デビューからずっと見てるけど自己
プロデュース能力が欠落してる。だから
周りからどう見られてるかが全くわかって
ない。確かに所属3名の北九プロで誰かが
ヒールやるとしたらKAZEしかいないのは
事実だけど団体の代表がヒールってすでに
同じ九州のFTOが先んじてやってる事で
これも二番煎じ感ばりばり。

 まだいいたいことはある。
入場テーマというのは昨今、どのスポーツ
も取り入れていて大概その選手のお気に入り
をかけるものだが、基本、この曲が流れ
たらこの選手が出てくることをお客に一発
で認識させるツールでもある。そこを
ころころその日の気分で曲を変えていたら
KAZEという選手がお客さんに認識
されにくい。にも関わらずまたテーマ曲
かえてるし、しかもアニソン。

 KAZEが真正のオタクなのは長い
付き合いだから知ってるけど他選手の
使ってるテーマ曲も平気で使ってしまう
あたりはセンスの欠落を感じずにはいられ
なかった。

 しかもKAZEは中身がオタク
なのだけどチャラ男にあこがれている部分
がある。実際チャラいところはあるんだ
けど、それを演じきれる能力はないに等
しい。KAZEというキャラを自己プロ
デュースできていたらこんなグダグダ
な感じにはならなかっただろうに・・・・
なまじプロレスには真面目に取り組んでる
分、残念感が半端ないのだ。   

 で試合はまた反則。反則~ギブアップ
~反則って・・・・しかも途中でお客が
続々帰ってるのに・・・・・空気も読めない
というのは致命的ですらある。

 試合後谷口が乱入してきたがこの時の
マイク合戦がまたひどい。マイク
のスイッチははいってないわ、KAZEと
谷口はカミカミで何いってるかわかんないし
「いつやるの?今でしょ」っていって第
4試合をスタートさせてたが、本人的には
流行の最先端なつもりで引用したんだろう
けど世間的にはこのフレーズ微妙にあきら
れてるし、のっかったつもりがすべってる
というのもダメダメ感たっぷり。

第4試合:○谷口・皇牙磁雷矢 対 
●KAZE軍

 試合はベビー軍が勝って悪の軍団を薙ぎ払
ってハッピーエンドとなるはずがもうこの
時点でお客は三分の一に減ってるのでここまで
引っ張った意味がない。結果はベビー軍が
勝ったけど全然盛り上がらない。そして大事
なところでまた噛みまくる・・・・

 さすがにマニア的に面白いといってもこの
時点では飽きてきたし、どうでもよくなって
いた。

 次回大会の宣伝もしてたけど、これを有料
で見に行こうと思った一見さんがいたとしたら
相当なもの好きである。

 で、今回のまとめ。
試合以外でも色々気になることがあった。
まずレフェリーが邪魔!360°お客の目線に
入らない位置にいるのは不可能だろうけど
あきらかに選手を遮る位置に立ってること
が多く、写真撮るたびにいらっとした。
レフェリーは試合進行をする側として
黒子でもあり、主役でもある。ただ審判
したいならほかのスポーツに鞍替えして
ほしい。

 そして音響。これも大して期待は
してなかったけどマイクのスイッチ入って
ないわ、テーマ曲の出だしはきれてるわ
まあ、素人仕事も甚だしい。

 そしてもともとショー的にストーリー
ラインを作ってみせるエンタメ路線が好き
なプロモート側もエンタメをなめないで
真摯に勉強しなおしてほしい。まあ無理
だろうけど・・・・・

 そしてエンタメ路線のスキルがほとんど
ない選手たちにも自分がやりたいことと
できることの区別は最低つけてほしい。
できないならできないなりの方法は
あるのだから、知恵をしぼるべきでしょ?
プロ団体を名乗ってる以上それは最低限
やるべきことでしょ?ってかあんたら本当
にプロ?

 終わってみればプロレス界にも自団体
にも大きな爪痕と残し、立つ鳥跡を濁し
まくった大会だった。

 これでも十分オブラートに包んで書いた
んだけど、会場では聞くに堪えないような
発言をしてたからね。あれを再録したら
こんなもんじゃすまないですよ!