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cocoro.haradaが徒然なるままにプロレスとかアニメとかその他興味のあることをお話します。

がむしゃらプロレスIN創造館小文字祭 (13.6.1 土 小倉・創造館第5回小文字 祭)

がむしゃらプロレスIN創造館小文字祭
(13.6.1 土 小倉・創造館第5回小文字
祭)

写真はこちらからどうぞ

 創造館というのは高齢者・要介護高齢者・
障がい者共同住宅・就労活動支援を行ってる
NPO法人が運営する施設。本来なら慰問
の部類に入るところが、毎年やってる
一般人を招いてのお祭りにがむしゃらプロ
レスが呼ばれたのだ。

 で、一般人参加もOKだったのでこれは
行くしかないと、雨の降る中いってきた。
さすがに道がわからなくて何度もgoogle
mapのお世話になりながらなんとか到着。
でもこの悪天候が幸いしたのか、創造館
の5台しかない駐車スペースがあいていた
のでするっと止めて中へ。おかげで駐車
場代が浮いた^^

 マスターに挨拶して聞いたら少雨決行
という事らしい。祈るように雨あがりを
待つ願いが天に届いたのか?少し雨脚
がおさまってきた。

 で、協議の結果、アニソンライブを先に
やってその後、プロレスを屋外でやる事
が決定。総合司会のすみます芸人どさけん
さんが必死にがむしゃらコールで会場を
盛り上げる。ネタは滑っていたけどいい人
だ^^この間はスルーしてごめんね!
と心の中で謝っておいた^^本当この人も
人柄のよさがにじみ出ている。まあでも
生き馬の目を抜く中央で仕事するより
こうして地元に密着した芸人さんでいて
ほしいなあと思う。

 アニスピの2人も一生懸命歌って
いたし、選曲も間違ってなかったけど
あの場ではセーラームーンエヴァでも
若干ハードルが高かったみたい。まあ
一般層からしたらそんなもんか。でも
熱演でした^^アウェーで演る事は色々
勉強になることも多いと思うし。これを
励みにまた頑張ってほしいと思う。

 で、その甲斐あってどうにか開催決行!
今回は雨のことも考えて練習は拍手のみ
にしていたがこれは正解だろう。施設で
生のプロレス見る人にはある意味ブー
イングもハードル高いだろうし^^
いつのもメンバーが観客でいたのでそこら
へんはお客側も大半は了解してるし^^

第一試合:七海健大・●竹ちゃんマン
対 TA-KI.○TOSSHI

 入場前もくもくとスクワットをして
試合に備えていた七海組はやはりマット
コンディションが相当気にはなっていた
みたい。
 でもこの悪天候だからこそできる
プロレスがあることも彼らは知っている。

 試合前なぜかスタン・ハンセンのもの
まねで入場してくる七海組はあたり構わず
「ウィー!!」を連発。でもハンセンを
知らない世代にもなぜか滅茶苦茶ウケて
いた^^

 冴えていたのは、序盤グラウンドの攻防
を経て竹ちゃんマンが七海をコーナー
に上らせ、連携を見せるかと思いきや
七海がコーナーに上ると竹ちゃんマン
がコーナーを背にスリーパーかけて
七海を飛べなくさせていたこと。
七海も「飛べね――よ!」と言い返す
が竹ちゃんマンはしかとしてなおも
しめ続ける。

 もちろんネタでもあるのだがバッド
コンディションでコーナーから飛ぶの
が危険だというメッセージを観客に
分かりやすく伝えていたところがミソ
なんである。実際はコーナーどころか
リングに立ってること自体が危険なくらい
な雨脚だったんで、これはナイスパフォー
マンスだと思った。観客にどう見られてる
かを常に意識してないとこういう発想
自体がそもそも出てこない。

 対するクレージークレバーも分かり
やすい悪役を心がけていた。やっぱ
足元とられやすいので、普段通りの
パフォーマンスとはいかないところ
もあったけどTOSSHIの椅子攻撃やTA-KI
の憎々しいまでのけりが観客をヒート
させる。こういう悪条件下だと逆に燃える
のかな?何かいつも以上にイキイキして
いた。

 七海コールも大きかったけどやっぱ
キャラがついてる方がわかりやすいのか
竹ちゃんマンに声援が集まる結果になって
いく。これはこれでしてやったりだろう。
竹ちゃんマンの中身が久々にいつもの人
だったんで^^(とあるパフォーマンス
でバレバレだったけど^^)安心して見て
られた^^

 でも試合は屋外試合ではやたら戦績の
いいCCが圧倒。一度目のスリーパーは
逃げられたものの二度目の捕獲で竹の子
を締め落としたTOSSHI堂々の勝利!
 
 いや、雨の中熱戦お疲れ様でした。
この試合だけでも雨中かさもささずに
見た甲斐がありました。

第二試合:ニコラス今中ジョリー・
●パンチくん 対 ○マスクドPT・鉄生  

 この試合は今、波にのるパンチくん(某
プロ団体からもオファーがくるほど^^=
これマジ!)がニコラスをどうリード
するか?

 「もと」とはいえ、絶対王者を名乗って
いたマスクドPT相手にいつものパフォー
マンスができるかどうかが不安だったん
だけど、ふたを開けてみたらさすが実力者
だけあって、最初から見事な千鳥足で入場
してきたのでこれは安心かなと^^

 そのまま観客の心をがっちりつかんだ
パンチくんはやりたい放題。といっても
好き勝手してるわけではなくちゃんと相手
のパフォーマンスを引き出せるよう動けて
いたのはさすがとしかいいようがない。

 そこにしっかりのっかるLOCもよく
空気を掴んでいた。場外乱闘に誘って
滑るリングをあえて使わず、お客の目
の前で迫力ある攻防を見せる。

 実は雨よけのために、建物の玄関の
軒先を施設の方々が座席にされていて
リングからはちょっと遠かったのだ。 
だからわざわざ近くまで行って乱闘を
仕掛けたPTはやはりグッジョブ!
お客さんにいかにしていいものを届けら
れるかを常に考えている選手でないと
こういうことはできない(まあPTにして
してみれば「俺様を誰だと思ってやがる
んだ?」と言いたい所だろうけど^^)

 潮風市場からの因縁を引きずる鉄生
とニコラスはあわやあのときの再現になり
そうだったがこっちもバッドコンディショ
ンには十分配慮して闘っていた。

 なんせあの天井の低い潮風広場ですら
飛んでしまったニコラスが冷静に状況判断
して試合をしていたんだから、こうなると
こっちも怪我の心配とかしないで見られる
からありがたかった(ムーンサルトもその場
飛び以外は出さなかったし)。でもキック
一発出すにしてもちょっと冷や冷やした
のは事実。踏ん張っていたんで変なところ
で怪我しないか心配だったからだ。

 それにしても雨足は収まることなく
滑るリングでいつも通り動こうとすると
各選手とも力が入ってしまうのでいつも
以上に脳も神経も体も使ったと思う。

 でもそのおかげでプロレスの試合中
誰一人として帰ることなく雨にうたれ
ながら皆が声援をおくっていた。
これぞプロレス!

 いかに著名な選手からコーチを受けて
もそのスキルを財産にできるかどうかは
個々人によって異なる。がむしゃらは全員
が教えをきちんと財産にできてる所が
素晴らしい。

 試合はPTコースターの前にパンチ
くんが沈む結果になったがファイトがアツ
すぎて、パンチくんの命である一升瓶が
試合途中で割れてしまったのが敗因かも
しれない。やっぱ飲んでなんぼのパンチ
くんだもの。あれがないと負けるよね^^

 試合後雨水のたまったマット上で記念撮影
をしたメンバーの顔はやりきった感で
充実していた。でなぜか全員でまた「ウィ
ー!!」をやっていたけど^^

 見終わって一番心配してた「事故も怪我」
もなくてよかった~、と心からホッとした。
やっぱプロでも躊躇する野外雨天屋根なし
の試合をここまでのレベルで提供されては
文句のつけようがない。

 雨中懸命のファイトをしてくれた選手
はもちろん、運営、そして選手デビュー
より先に審判デビューしてしまったタシロ
レフェリー、本当にありがとうございまし
た。6月はほぼ週一で試合があるがむしゃら
プロレス。くれぐれも体には十分気をつけて
くださいね^^

 後、創造館のお祭り自体がとてもアット
ホームでその雰囲気も独特でこれもまた
好きになった。手作り感一杯で、皆楽しそう
で本当にいってよかった!!

 次回もがむしゃら込みで見に行きたいので
ぜひ来年もよろしくね!