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映画鑑賞記・アルマゲドン2012

アルマゲドン2012
 10年7月25日

 ブラックホール「のようなもの」の出現や
地震、竜巻、稲妻、津波など、未曾有の
ディザスター・コンボが地球を襲う、ディザスター
・パニックを取り上げたテレビムービー。

 隕石激突による地球滅亡の危機を救う
ため、その運命を託された者たちの姿を
描いている。撮影時には本物の大型トルネード
が上陸、街全体が洪水に襲われるという事態に
見舞われるものの、その瞬間を撮影して本作に
使用しているそうだが、どこがそうなのか
よくわかんない...あ、確かにそれっぽい
ところはあったかな、くらい。

 アメリカ宇宙研究所センターの研究員が、
ある惑星が軌道を変え、地球に急接近している
ことに気付き、地球世界各地で地震津波
トルネードなどの自然災害が起こる。

 この危機を食い止めるべく、ルイジアナ
知事の弟・テリーがアメリカ宇宙研究所センター
に急ぐなか、アメリカ大統領もこの事態に対応
するべく、「優れた」物理学者たち「のような
人達」を集めた。その結果、火星の近くに強力
重力場が発見され、なんと地球を直撃する
ルートを取っていることが判明した。

 これは暗黒物質が基になったブラックホール
「のような」重力場で、光も時間もあらゆるもの
を飲み込んでしまうという。有効な対応策は
見つからず、人類(というかアメリカの
独断専行)は最後の手段として「南北両極に
核ミサイルを撃ち込み」、地球の自転軸を
ずらして直撃を避けるという賭けに
出るのだが...。

 あのー、突っ込みたいところがいっぱい
あるんですけど^^

 まず、高校生同士のラブストーリー(三角
関係)とかいらなくない?なんで未曾有の
危機が迫っているのに三角関係?
マクロスほどうまく三題噺にしているんなら
ともかく全く整合性がない。

 そして「優れた」物理学者「のような人達」
が3人出てくる。一人はまあ年取った年配の
男性、これはまあアリだ。そしてメガネを
かけて無精ヒゲを生やしたいにも研究員
っぽい男性...これもまあアリだ。

 問題はこの中の紅一点。金髪でそこそこ
美人なのだが、なぜか、肩から胸元までが
丸見えのパーティードレスみたいな格好に
ネクタイ、そして、なぜか金髪に緑色の
メッシュを入れているのだ。

 これが気になって気になってストーリー
に入り込めない。それがまたもっともらしい
ことを言うのだけど、格好のせいもあって
全然説得力がない。この格好のまま
約30分くらい出ているのかな...

 次に彼女が映ったときはなぜかショルダー
式のドレスになって、最後は胸元が完全に
隠れるドレス(結局ドレスかいっ!!!!!)
になっているのだ。これで地球の危機を
語られても全く危機感が感じられない。

 せめて研究員っぽく白い服着るとか
それなりに薄汚れた格好で、いかにも
泊まり込んで議論しましたって感じが
かけらもない。だってこんだけ未曾有
の危機が迫っているにのに衣装チェンジ
するっていうのが、本当にこいつ
危機感あるのかよ、って疑いたくなる
有様。肝心の対象物をブラックホール
っていったり、ワームホールって
いったり、しまいには「タイムマシン」
っていいだしやがった^^

 もう笑いどころ満載である。
SF詳しくなくてもこの女のいっている
ことが非論理的なのは見ていれば分かる。
格好だけでなくてね^^

 そしてブラックホールのような彗星
「のようなもの」がなんだかわかんない
ウチに、とりあえず地球の軌道そらしとけば
OKでしょ、的に簡単に核爆弾を南北極に
大した議論もせずに投下。ちなみに件の
メッシュ入れた女性は核使用について
「最善策」だとか抜かしているし...

 ああ、だからアメリカ人はいつまで
たってもダメなんだよ。
で、この後くらいから地球に異変が
起き始めるのだが、これって核爆発の
せいじゃないの??どう考えてもそう
としか思えない。

 で、結局ブラックホール「みたいな
もの」が何であったかはわかんないまま、
また核爆弾を今度はそいつに向かって
発射。何事もなかったように消滅...

 って最初からそうしろよっ!!!
南北極に核落とした意味は??
一方キーマンとして出てくる、「レインマン
のような、知的障害を持つ一方で特別な
才能を発揮する男が地球を救うというのは
いいんだけど、物語上でそれらしきことに
触れていたかなあ?まあいいや。

 でも字幕見ていたらただの「物理オタク」
扱いされていたぞ^^そしてこの人が使って
いるパソコンがまたどう考えても今の機種
とは全く互換性のなさそうなパソコン
(というか少なくともあれは80年代
くらいのモノでしょ)
なんだけど、それで計算したものが結局、
アメリカのスーパーコンピューターより
優秀な数式をくみ上げたって...

 説得力0なんですけど。てか、知的障害者
バカにしているでしょ。そのくらいの能力
あるんだったら、最低パソコンくらいそこそこ
のものもっていた方がかえってリアルでしょ。

 それすらしていないんだから、
お笑いぐさである。

 で、それが結局ブラックホール「みたい
なもの」に核ミサイルをぶち込むだけ...

 ああ、どこまでいってもアメリカ
って結局こうなんだ...

 昔はそれはそれは優秀なSF作家を
多く輩出し、SF大国だったアメリカ...
あれは幻だったんだろうか??